8.1.3 監視一時停止中のヘルスチェック
監視一時停止中は,対象のホストおよびエージェントに対するヘルスチェックが一時停止され,ヘルスチェックイベントが発行されません。ヘルスチェックの状態は監視一時停止中になります。
- メモ
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システム内に監視一時停止中のホストまたはエージェントが1つでもある場合は,ヘルスチェックエージェントの監視レベルは変更できません。
監視レベルを変更するには,一度すべての監視を再開させ,ヘルスチェックの監視レベルを変更したあと,再度監視を一時停止する必要があります。
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ヘルスチェック機能を無効にしていても,監視は一時停止できます。監視一時停止中にヘルスチェック機能を無効から有効に変更すると,対象ホストおよびエージェントのヘルスチェックの状態は監視一時停止中になります。
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(1) 監視の一時停止または再開がヘルスチェックの状態に反映されるタイミング
監視の一時停止または再開の設定がヘルスチェックの状態に反映されるのは,ヘルスチェック機能のポーリングのタイミングです。なお,監視を再開する場合は,ポーリングのタイミングまでは監視一時停止前のヘルスチェックの状態を受け継ぎます。
ヘルスチェックのポーリングについては,「16.2.4 ヘルスチェック機能に関する注意事項」を参照してください。
(2) 監視一時停止中のヘルスチェックのレコード
監視一時停止に関係するヘルスチェックのレコードは次のとおりです。
- Health Check Detail(PD_HC)
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ホスト単位で一時停止した場合は,指定したホスト上のすべてのエージェントの情報が蓄積されません。エージェント単位で一時停止した場合は,指定したエージェントの情報が蓄積されません。
- Host Availability(PI_HAVL)
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ホスト単位で一時停止した場合は,指定したホストの情報が蓄積されません。
- Host Detail(PD_HOST)レコード
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ホストごとの監視一時停止中のエージェント数が蓄積されます。
ただし,ホスト単位で一時停止した場合は,指定したホストの情報が蓄積されません。
- System Overview(PI_SYS)レコード
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稼働状況サマリとしてシステム内の監視一時停止の情報が蓄積されます。
ヘルスチェックのレコードの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,ヘルスチェックについて説明している個所を参照してください。