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JP1 Version 11 JP1/Performance Management 運用ガイド


5.7.5 オートラベルでデータの値を確認する

グラフ上のプロットにマウスカーソルを重ねると,対応するデータの値をツールチップに表示できます。これをオートラベル機能といいます。オートラベル機能は,[レポート]画面の[レポートの表示設定]タブで,[オートラベルを表示する]をチェックすることで有効になります。

また,レポートの初回表示時からオートラベル機能を有効にするには,config.xmlのenableAutoLabelAtDefaultDispにtrueを指定します。初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。

オートラベル機能によってツールチップを表示させた[レポート]画面の例を次に示します。

図5‒6 ツールチップを表示させた[レポート]画面の例

[図データ]

メモ

次のグラフではオートラベル機能を使用できません。

  • [レポート印刷]画面のグラフ

  • jpcrptコマンドでHTML出力したレポートのグラフ

  • [タイリング表示]画面のグラフ

  • [システム稼働状況サマリ監視]画面のグラフ

ここでは,ツールチップに表示するデータの桁数を設定する方法と,プロット数の多いグラフでオートラベル機能を使用する場合に必要な設定について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ツールチップに表示するデータの桁数を設定する

オートラベル機能でツールチップに表示されるデータの桁数は,デフォルトで整数部が最大7桁,小数部が最大3桁です。変更する場合はconfig.xmlのautoLabelMaxIntegerDigits(<draw>タグ配下)およびautoLabelMaxFractionDigits(<draw>タグ配下)を変更してください。

初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。

(2) プロット数の多いグラフでオートラベル機能を使用する

オートラベル機能でツールチップにデータの値を表示できるのは,プロット数が1,440までの場合です。表示できるプロット数は,config.xmlのmaxAutoLabelPoints(<draw>タグ配下)の値を編集して変更できます。

初期設定ファイル(config.xml)の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。