5.3.3 レポートの名前と種別を設定する
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[新規レポート > 名前と種別]画面で[レポート名]および[プロダクト]を設定する。
- [レポート名]
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64文字以内の全角または半角文字で入力します。全角文字,半角文字が混在するレポート名も入力できます。
- [プロダクト]
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使用するデータモデルのバージョンを選択します。
例えば,エージェントがPFM - Agent for Platform(Windows)で,データモデルのバージョン6.0を使用し,CPU使用率が高いプロセスの上位10個のリアルタイムレポートを定義する場合,次のように設定します。
[レポート名]: CPU Usage - Top 10 Processes
[プロダクト]: Windows(6.0)
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[レポート種別]を選択する。
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システムの,その時点の状態を表示するリアルタイムレポートです。1つのエージェントの,その時点のデータを収集して表示します。収集した値を順位づけし,ランキングを表示できます。ただし,Storeデータベースに格納されないため,過去のデータを取得して表示できません。[リアルタイム(1つのエージェント)]レポートで扱うレコードは,単数インスタンスと複数インスタンスです。
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1つのエージェントのデータを収集して表示する履歴レポートです。1つのエージェントに対して,1つの[レポート]画面を単独のウィンドウに表示します。複数のエージェントを選択すると,選択したエージェントの数の[レポート]画面を表示します。[履歴(1つのエージェント)]レポートで扱うレコードは,単数インスタンスと複数インスタンスです。
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複数のエージェントのデータを収集して表示する履歴レポートです。選択したエージェントの数が,1つでも複数でも,1つの[レポート]画面を表示します。[履歴(複数のエージェント)]レポートで扱うレコードは,単数インスタンスだけです。
この項目を選択した場合,次の[新規レポート > フィールド]画面で複数行のレコード(複数インスタンスレコード)は,選択できません。
デフォルトは,[リアルタイム(1つのエージェント)]です。
単数インスタンスレコードおよび複数インスタンスレコードについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。
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[次へ >]ボタンをクリックする。
[新規レポート > フィールド]画面に遷移します。「5.3.4 レポートに表示させるフィールドを設定する」に進んでください。
- 注意 データモデルバージョンと互換性
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データモデルの内容はバージョンによって異なりますが,上位互換が保証されます。そのため,古いデータモデルを使用してレポートを作成すると,それより新しいデータモデルのPFM - AgentまたはPFM - RMでも,レポートを表示できます。例えば,PFM - Agent for Platform Windows(3.0)で作成したレポートはどのバージョンのPFM - Agent for Platform(Windows)のデータでも表示できますが,PFM - Agent for Platform Windows(4.0)で作成したレポートはPFM - Agent for Platform(Windows)の07-00以降のデータだけを表示できます。また,PFM - AgentまたはPFM - RMによっては,複数のデータモデルのバージョンを選択できる場合があります。データモデルのバージョンと互換性については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録の,データモデルのバージョン互換について説明している個所を参照してください。
- 注意 履歴レポートを選択する場合
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履歴レポートは過去のデータを利用するため,監視対象のパフォーマンスデータのレコードをStoreデータベースに記録するように設定しておく必要があります。監視対象のレコードが記録されるようになっているか確認してください。Storeデータベースに記録する方法については,「4.1.1 パフォーマンスデータの記録方法を変更する」を参照してください。