3.10.4 一時ファイルに関する注意事項
- 〈この項の構成〉
(1) 一時ファイル出力先ディレクトリ
PFM - Web Consoleでリアルタイムレポートまたは履歴レポートを表示したり,イベント履歴を表示したりした場合,Agent Collectorサービス,Remote Monitor Collectorサービス,Agent Storeサービス,Remote Monitor Storeサービス,およびMaster Storeサービスは,下記のディレクトリに一時ファイルを作成します。
- Windowsの場合
-
システム環境変数TMPに設定されているディレクトリ。
- UNIXの場合
-
環境変数TMPDIRに設定されているディレクトリ。
TMPDIRが設定されていなければ,/var/tmpまたは/tmpディレクトリ。
上記のディレクトリがあるディスクに空き容量が不足している場合,Agent Collectorサービス,Remote Monitor Collectorサービス,Agent Storeサービス,Remote Monitor Storeサービス,またはMaster StoreサービスからKAVE00105-Eメッセージが出力されることがあります。
なお,一時ファイル保存先ディレクトリに新たな空き容量を確保することが困難な場合,下記の環境変数を設定することで,一時ファイルが作成されるディレクトリを変更できます。
環境変数名 |
説明 |
---|---|
JPC_TMPDIR |
一時ファイルの出力先ディレクトリパスを指定します。 |
- 注意
-
Windowsの場合は,JPC_TMPDIR環境変数をシステム環境変数に設定してください。UNIXで自動起動を設定している場合は,サービス自動起動スクリプトファイル(jpc_start)の次の個所を変更してください。
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変更前
export PATH SHLIB_PATH LD_LIBRARY_PATH LIBPATH HCCLIBCNF
-
変更後
JPC_TMPDIR=一時ファイル出力先ディレクトリ※ export PATH SHLIB_PATH LD_LIBRARY_PATH LIBPATH HCCLIBCNF JPC_TMPDIR
注※ 一時ファイル出力先ディレクトリには十分な空き容量のあるディスク上のディレクトリへのパスを指定してください。
サービス自動起動スクリプトファイル(jpc_start)の変更手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,監視マネージャーおよび監視エージェントのサービスの自動起動を設定または解除する(UNIXの場合)について説明している個所を参照してください。
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(2) 一時ファイルサイズの見積もり
一時ファイルサイズの見積もりについては,リリースノートを参照してください。