3.4.3 ステータス管理機能による監視結果の利用方法
ステータス管理機能だけを利用して,Performance Managementのサービスの状態を確認できます。
- 〈この項の構成〉
(1) ステータス管理機能が有効の場合
ステータス管理機能が有効の場合,PFM - ManagerおよびPFM - Base上で動作するすべてのサービスは,自身の状態をステータスファイルに登録します。システム管理者は,ステータス管理サービス(Status Serverサービス)を使ってステータスファイルの内容を確認することで,サービスの状態を知ることができます。ステータスファイルの内容を確認するには,運用コマンド(jpctool service listコマンド)を実行します。
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ステータス管理機能の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。
(2) ステータス管理機能が無効の場合
ステータス管理機能が無効の場合は,PFM - ManagerがPFM - AgentまたはPFM - RMへの通信に対する応答の有無によってサービスの状態を判定します。また,PFM - AgentまたはPFM - RMのIPアドレスやポート番号などのネットワーク情報をPFM - Managerが一元管理します。そのため,障害時やサービスの起動処理中などでPFM - Managerと通信できない場合やPFM - AgentまたはPFM - RMがスタンドアロンモードで起動している場合には,サービスの状態を確認できません。
ステータス管理機能が無効の場合,サービス起動中や停止中にjpctool service listコマンドでステータスを確認すると,サービスの状態を確認できない場合があります。サービスの状態を確認する必要があるときは,ステータス管理機能を有効にしてください。ステータス管理機能が無効の場合に,Performance Managementのステータスを確認した場合の例を次の図に示します。
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jpctool service listコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。