1.3.4 PFM - Web Consoleをセットアップする(Windowsの場合)
PFM - Web Consoleのインストールが完了したら,必要に応じてポート番号を設定し直します。また,ユーザーアカウントやPFM - Web Consoleの認証用のキーファイルを作成します。
- 〈この項の構成〉
(1) PFM - Web ConsoleのWeb Serviceサービスが使用するポート番号を設定する
PFM - Web ConsoleのWeb Serviceサービスがデフォルトで使用するポート番号が使用済みの場合は,ポート番号を再設定する必要があります。デフォルトのポート番号をそのまま使用する場合,ここでの操作は不要です。
操作手順
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PFM - Web Consoleがインストールされているホストで,Performance Managementの設定ファイル(httpsd.confファイル)のポート番号を変更する。
httpsd.confファイルは次のフォルダに格納されています。
- Windowsの場合
-
PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\CPSB\httpsd\conf
- Linuxの場合
-
/opt/jp1pcwebcon/CPSB/httpsd/conf
httpsd.confファイルの次に示す行の値を変更します。
LISTEN 20358
-
jpcwstartコマンドを実行して,PFM - Web Consoleのサービスが起動することを確認する。
コマンドの格納先
PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\tools
コマンドの実行例
jpcwstart
すでにサービスが起動していた場合は,いったんサービスを停止したあとでサービスを起動し直してください。
次の作業
PFM - Web Consoleのほかのサービスが使用するポート番号を変更する場合は,ポート番号を設定します。それ以外の場合は,監視コンソールからPerformance Managementにログインします。
関連項目
-
マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の「jpcwstart」のトピック
-
1.3.4(2) PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスが使用するポート番号(AJP通信ポート)を設定する
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1.3.4(3) PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスが使用するポート番号(コンポーネントコンテナ管理ポート)を設定する
(2) PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスが使用するポート番号(AJP通信ポート)を設定する
PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスがデフォルトで使用するポート番号(AJP通信ポート)が使用済みの場合は,ポート番号を再設定する必要があります。デフォルトのポート番号をそのまま使用する場合,ここでの操作は不要です。
操作手順
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PFM - Web Consoleがインストールされているホストで,Performance Managementの設定ファイル(usrconf.propertiesファイル)のポート番号を変更する。
usrconf.propertiesファイルは次のフォルダに格納されています。
- Windowsの場合
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PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\CPSB\CC\web\containers\PFMWebConsole\usrconf
- Linuxの場合
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/opt/jp1pcwebcon/CPSB/CC/web/containers/PFMWebConsole/usrconf
usrconf.propertiesファイルの次に示す行の値(「=」以降の値)を変更します。
webserver.connector.ajp13.port=20359
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Performance Managementの設定ファイル(workers.propertiesファイル)のポート番号を変更する。
workers.propertiesファイルは次のフォルダに格納されています。
- Windowsの場合
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PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\CPSB \CC\web\redirector
- Linuxの場合
-
/opt/jp1pcwebcon/CPSB/CC/web/redirector
workers.propertiesファイルの次に示す行の値(「=」以降の値)を変更します。
worker.worker1.port=20359
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jpcwstartコマンドを実行して,PFM - Web Consoleのサービスが起動することを確認する。
コマンドの格納先
PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\tools
コマンドの実行例
jpcwstart
すでにサービスが起動していた場合は,いったんサービスを停止したあとでサービスを起動し直してください。
次の作業
PFM - Web Consoleのほかサービスが使用するポート番号を変更する場合は,ポート番号を設定します。それ以外の場合は,監視コンソールからPerformance Managementにログインします。
関連項目
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マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の「jpcwstart」のトピック
-
1.3.4(3) PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスが使用するポート番号(コンポーネントコンテナ管理ポート)を設定する
(3) PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスが使用するポート番号(コンポーネントコンテナ管理ポート)を設定する
PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスがデフォルトで使用するポート番号(コンポーネントコンテナ管理ポート)が使用済みの場合は,ポート番号を再設定する必要があります。デフォルトのポート番号をそのまま使用する場合,ここでの操作は不要です。
操作手順
-
PFM - Web Consoleがインストールされているホストで,Performance Managementの設定ファイル(usrconf.propertiesファイル)のポート番号を変更する。
usrconf.propertiesファイルは次のフォルダに格納されています。
- Windowsの場合
-
PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\CPSB\CC\web\containers\PFMWebConsole\usrconf\usrconf.properties
- Linuxの場合
-
/opt/jp1pcwebcon/CPSB/CC/web/containers/PFMWebConsole/usrconf
usrconf.propertiesファイルの次に示す行の値(「=」以降の値)を変更します。
webserver.shutdown.port=20360
-
jpcwstartコマンドを実行して,PFM - Web Consoleのサービスが起動することを確認する。
コマンドの格納先
PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\tools
コマンドの実行例
jpcwstart
すでにサービスが起動していた場合は,いったんサービスを停止したあとでサービスを起動し直してください。
次の作業
PFM - Web Consoleのほかのサービスが使用するポート番号を変更する場合は,ポート番号を設定します。それ以外の場合は,監視コンソールからPerformance Managementにログインします。
関連項目
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マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の「jpcwstart」のトピック
-
1.3.4(2) PFM - Web ConsoleのWeb Consoleサービスが使用するポート番号(AJP通信ポート)を設定する
(4) 監視コンソールからPerformance Managementにログインする
WebブラウザでURLを指定して,Performance Managementにログインします。
操作手順
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Webブラウザで次のURLを指定する。
http://PFM - Web Consoleがインストールされているホスト名:Web Serviceサービスのポート番号/PFMWebConsole/login.do
ログイン画面が表示されます。ログイン画面が表示されない場合は,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleが正しくセットアップされていないことが考えられます。セットアップ内容を見直してください。
- メモ
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Web Serviceサービスのポート番号は,デフォルトで20358が設定されています。
- 重要
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同一のホストで多重ログインしないでください。多重ログインした場合,先にログインしていたセッションが無効になってしまうことがあります。
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ログイン画面で[ユーザ名]および[パスワード]を入力する。
デフォルトでは,次のユーザーアカウントが設定されています。
ユーザ名:ADMINISTRATOR
パスワード:設定なし
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[ログイン]ボタンをクリックする。
Performance Managementにログインし,メイン画面が表示されます。
-
初回ログインの場合は,[パスワード変更]メニューからパスワードを変更する。
[パスワード]および[パスワードの確認]を,次の点を考慮して設定します。
1〜16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されます。
入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
次の作業
ユーザーアカウントを作成します。
関連項目
(5) ユーザーアカウントを作成する
稼働監視システムを安全に運用するために,デフォルトで設定されている「ADMINISTRATOR」ユーザーのほかに,運用時に使用するユーザーアカウントを作成します。
背景
Performance Managementのユーザーアカウントの管理方式には,Performance Managementのシステム内だけで管理するPFM認証モードと,JP1/Baseで一元管理するJP1認証モードとがあります。このマニュアルでは,PFM認証モードでの設定手順を説明します。JP1認証モードでの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の「ユーザーアカウントの設定で必要な作業」の説明を参照してください。
操作手順
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監視コンソールからPerformance Managementにログインする。
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メイン画面で[ユーザー管理階層]タブを選択する。
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[ユーザー管理階層]画面で,[新規ユーザー]を選択する。
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[新規ユーザー]画面でユーザーアカウントの情報を設定する。
次の項目について設定します。
- [ユーザー名]
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1〜16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されません。
入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
- [パスワード]および[パスワードの確認]
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1〜16文字の半角文字で指定します。英文字(大文字,小文字),数字,および記号(! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ¥ ] ^ _ ` { | } ~ スペース)が指定できます。英文字の大文字,小文字は区別されます。
入力文字列の前後に半角空白を入力した場合は,半角空白が削除されます。
- ヒント
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次の条件に当てはまるパスワードの設定を推奨しています。
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6文字以上である
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英文字,数字,記号などが組み合わされている
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ユーザー名と同一でない
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- [権限の選択と業務グループの割り当て]
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次の権限から選択します。
[管理ユーザー]:システム全体を参照および管理できる権限です。
[一般ユーザー]:システム全体を参照できる権限です。
[業務グループ一般ユーザー]:業務グループ内の監視エージェントだけを参照できる権限です。
- メモ
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業務グループを設定すると,業務システムごとに,稼働情報データを参照できるユーザーを限定できます。複数のシステム管理者が分担してシステムを監視する場合や,大規模なシステムを監視する場合に利用します。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の「業務グループごとに監視する機能」の説明を参照してください。
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[OK]ボタンをクリックする。
画面のツリーに,作成したユーザーアカウントのユーザー名が表示されます。
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[ログアウト]メニューをクリックし,いったん監視コンソールからログアウトする。
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作成したユーザーアカウントで,ログインできることを確認する。
次の作業
PFM - Web Consoleの認証用のキーファイルを作成します。
関連項目
(6) PFM - Web Consoleの認証用のキーファイルを作成する
Performance Managementの運用開始後にPFM - Web Consoleのコマンドを実行する場合に備えて,コマンド実行時に使用される認証用のキーファイルを作成します。PFM - Web Consoleのコマンドには,データベースの記録方法に関する定義情報を設定するコマンドや,レポートの定義情報を設定するコマンドなどがあります。
前提条件
Performance Managementの運用で使用するユーザーアカウントが,作成済みである必要があります。
操作手順
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PFM - Managerがインストールされているホストでjpctool service listコマンドを実行して,View Serverサービスが起動していることを確認する。
コマンドの格納先
- Windowsの場合
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PFM - Managerのインストール先フォルダ\tools
- Linuxの場合
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/opt/jp1pc/tools
コマンドの実行例
jpctool service list -id * -host *
Linuxの場合,ワイルドカードがシェルで解析されてしまい,コマンドの実行に失敗することがあります。その場合は,「"*"」のように「"」で囲んで指定してください。
次のように,実行結果のStatusが「Active」となっていればサービスが起動されています。
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View Serverサービスが停止している場合は,jpcspm startコマンドを実行して,View Serverサービスを起動する。
コマンドの格納先
- Windowsの場合
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PFM - Managerのインストール先フォルダ\tools
- Linuxの場合
-
/opt/jp1pc/tools
コマンドの実行例
jpcspm start -key all
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PFM - Web Consoleがインストールされているホストにログインする。
Windowsの場合はAdministrators権限でログインしてください。
Linuxの場合はrootユーザーでログインするか,またはsuコマンドでユーザーをrootユーザーに変更してください。
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jpcmkkeyコマンドを実行して,Performance Managementの運用で使用するユーザーアカウントのユーザー名およびパスワードを指定する。
コマンドの格納先
- Windowsの場合
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PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\tools
- Linuxの場合
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/opt/jp1pcwebcon/tools
コマンドの実行例
jpcmkkey -user "ADMINISTRATOR" -password "xxxxxx"
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-userオプションではユーザー名を指定します。
半角空白文字を含める場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてOSで規定されているエスケープ表記をしてください。ただし,入力文字の末尾に「¥」を指定したい場合は,「¥¥¥¥」と指定してください。
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-passwordオプションではパスワードを指定します。
このオプションの指定を省略した場合は,パスワードはないものとします。半角空白文字を含める場合は「"」(ダブルクォーテーション)で囲んでください。また,半角記号を指定する場合は,必要に応じてOSで規定されているエスケープ表記をしてください。ただし,入力文字の末尾に「¥」を指定したい場合は,「¥¥¥¥」と指定してください。
PFM - Web Consoleのコマンド実行時に使用される認証用のキーファイルが作成されます。
次の作業
監視マネージャーでPerformance Managementのサービスを起動します。
関連項目
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マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の「jpctool service list」のトピック
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マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の「jpcspm start」のトピック
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マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の「jpcmkkey」のトピック