はじめにお読みください
■ Performance Managementでできること
今やビジネス上,ITシステムは欠かせない要素となりました。止まらないビジネスを支えているのは,止まらないITシステムです。しかし一方で,システム運用に掛けられるコストは圧縮される傾向にあり,また,システムを取り巻く環境の変化はますますダイナミックになっています。このような状況に対応するためには,システムの現状をすばやく把握し,先手を打つ必要があります。
Performance Managementを導入すれば,今起きている問題をすぐに検知し,問題の対処に必要な情報が得られます。さらに,日頃からシステムの状態を定期的に確認することで,システムの将来計画にも役立てられます。
また,Performance Managementでは,多様な画面で業務システムの監視業務をサポートします。
■ このマニュアルで説明すること
このマニュアルは,Performance Managementの基本的な構築方法および運用方法について説明しています。このマニュアルを読んだ方が,Performance Managementの概念や基本的な使い方をひととおり理解できるようになることを目的としています。
このマニュアルは次の方にお読みいただくことを前提に説明します。
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Performance Managementの導入を検討している方
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Performance Managementの概念,構築から運用までの操作感を短時間で把握したい方
このマニュアルでは,次のシステム構成を前提に説明します。ここで示す構成以外での運用については,「付録E.1 関連マニュアル」で示すマニュアルを参照してください。
- 監視マネージャー
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監視エージェントを一元管理します。監視マネージャーとするホストには,PFM - Managerをインストールします。
- 監視コンソールサーバ
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監視エージェントが監視対象から収集した稼働情報や,Performance Managementの設定画面を監視コンソールで表示できるようにします。監視コンソールサーバとするホストには,PFM - Web Consoleをインストールします。このマニュアルでは,監視マネージャーとするホストにPFM - Web Consoleもインストールして,監視マネージャー兼監視コンソールサーバとして構築します。
- 監視コンソール
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監視エージェントが監視対象から収集した稼働情報を確認したり,Performance Managementの設定を変更したりするためのコンソール画面です。Webブラウザから監視コンソールサーバに接続することで表示できます。
- 監視エージェント
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監視対象から稼働情報を収集します。監視エージェントとするホストには,監視基盤プログラムであるPFM - Base,および監視対象に応じたエージェントプログラムをインストールします。このマニュアルでは,エージェントプログラムとしてPFM - Agent Option for Platformをインストールします。
- メモ
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PFM - ManagerとPFM - Web Consoleを別のホストにインストールして,監視マネージャーと監視コンソールサーバを別々に構築することもできます。
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PFM - Managerがインストールされているホストにエージェントプログラムをインストールし,監視エージェントとすることもできます。この場合,PFM - Baseのインストールは不要です。
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■ マニュアルの読み方
Performance Managementには,このマニュアルのほかに,設計・構築ガイド,運用ガイド,リファレンス,および各エージェントプログラムのマニュアルがあります。目的に応じて次のようにお読みください。
他マニュアルへの参照先は,『〜については,マニュアル「△△」の「○○」の説明を参照してください。』の形式で記載しています。「○○」をキーワードとしてマニュアル「△△」の索引を検索して,該当する説明をお読みください。
各画面での操作は,次に示す環境を前提として説明しています。
- 監視マネージャーでの操作
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Windows Server 2012またはLinux 6 (x64)を使用している環境
- 監視コンソールでの操作
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Internet Explorer 11を使用している環境
製品の改良などによって,このマニュアルに掲載されている画面はご使用の製品画面と一部異なることがあります。あらかじめご了承ください。