案件情報入力ファイル(任意)
説明
JP1/Service Supportに登録する案件情報を入力したファイルです。このファイルは,CSV形式で作成する必要があります。このファイルの内容をJP1/Service Supportに登録するには,jssitemimportコマンドを実行する必要があります。
形式
#コメント文(改行) "プロセスワークボードID","タイトル","重大度","影響度","優先度",・・・(改行) "プロセスワークボードID","タイトル","重大度","影響度","優先度",・・・(改行) : :
#で始まる行はコメント扱いとなります。
- (凡例)
-
(改行):改行を示す
ファイル名
任意のファイル名を使用します。
格納先フォルダ
jssitemimportコマンドを実行するホストの任意のフォルダ
定義の反映時期
jssitemimportコマンドを実行すると,このファイルの内容がJP1/Service Supportに反映されます。
記述内容
次の表に示す順序に従って案件情報を指定してください。
指定順序 |
項目名 |
設定できる文字 |
設定できるバイト数※1 |
指定要否 |
---|---|---|---|---|
1 |
プロセスワークボードID |
半角英数字 |
1〜64バイト |
○ |
2 |
タイトル |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1〜512バイト |
○ |
3 |
重大度 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
4 |
影響度 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
5 |
優先度 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
6 |
案件種別 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
7 |
問題分野 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
8 |
ステータス |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
○ |
9 |
作業状況 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
10 |
結果 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
11 |
更新日時※2 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
12 |
発生日時 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
13 |
登録日時 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
14 |
開始日時 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
15 |
担当者種別 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
○ |
16 |
担当者 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
○ |
17 |
担当者ID |
半角英数字と「_(アンダーバー)」 |
64バイト以内 |
○ |
18 |
作業期限 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
19 |
回答責任者種別 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
△※4 |
20 |
回答責任者 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△※4 |
21 |
回答責任者ID |
半角英数字 |
64バイト以内 |
△※4 |
22 |
完了日時 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
23 |
顧客名 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1,024バイト以内 |
△ |
24 |
問い合わせ者 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
25 |
費用(予算) |
0〜2147483647の整数 |
− |
△ |
26 |
費用(実績) |
0〜2147483647の整数 |
− |
△ |
27 |
影響業務 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
28 |
概要 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
29 |
現象種別 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
30 |
要因 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
31 |
根本原因 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
32 |
回避策種別 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
33 |
回避策 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
34 |
解決区分 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
35 |
解決策 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
36 |
問題個所とバージョン |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1,024バイト以内 |
△ |
37 |
再発防止のための考察 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
38 |
スケジュール,手順概要 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
39 |
変更の影響評価 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
40 |
変更の規模 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
41 |
リリースタイプ |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
42 |
審議結果 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
43 |
フリー記入欄 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
44 |
重大度の理由 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
45 |
影響度の理由 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
46 |
優先度の理由 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
47 |
プロダクト名 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1,024バイト以内 |
△ |
48 |
ジョブネット名 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1,024バイト以内 |
△ |
49 |
ジョブ名 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1,024バイト以内 |
△ |
50 |
SNMPソース |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
1,024バイト以内 |
△ |
51 |
監視ノード名 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
52 |
アラーム名 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
53 |
拡張テキストデータ01 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
54 |
拡張テキストデータ02 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
55 |
拡張テキストデータ03 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
56 |
拡張テキストデータ04 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
57 |
拡張テキストデータ05 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
4,096バイト以内 |
△ |
58 |
拡張テキストデータ06 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
59 |
拡張テキストデータ07 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
60 |
拡張テキストデータ08 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
61 |
拡張テキストデータ09 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
62 |
拡張テキストデータ10 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
63 |
拡張テキストデータ11 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
64 |
拡張テキストデータ12 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
65 |
拡張テキストデータ13 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
66 |
拡張テキストデータ14 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
67 |
拡張テキストデータ15 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
2,048バイト以内 |
△ |
68 |
拡張テキストデータ16 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
69 |
拡張テキストデータ17 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
70 |
拡張テキストデータ18 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
71 |
拡張テキストデータ19 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
72 |
拡張テキストデータ20 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
512バイト以内 |
△ |
73 |
拡張時刻データ01 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
74 |
拡張時刻データ02 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
75 |
拡張時刻データ03 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
76 |
拡張時刻データ04 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
77 |
拡張時刻データ05 |
「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※3 |
− |
△ |
78 |
拡張コードデータ01 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
79 |
拡張コードデータ02 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
80 |
拡張コードデータ03 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
81 |
拡張コードデータ04 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
82 |
拡張コードデータ05 |
コードマッピングファイルで定義された値 |
− |
△ |
83 |
拡張数値データ01 |
0〜2147483647の整数または空白 |
− |
△ |
84 |
拡張数値データ02 |
0〜2147483647の整数または空白 |
− |
△ |
85 |
拡張数値データ03 |
0〜2147483647の整数または空白 |
− |
△ |
86 |
拡張数値データ04 |
0〜2147483647の整数または空白 |
− |
△ |
87 |
拡張数値データ05 |
0〜2147483647の整数または空白 |
− |
△ |
88 |
拡張ユーザ情報種別01※5 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
△※6 |
89 |
拡張ユーザ情報01※5 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
90 |
拡張ユーザ情報ID01※5 |
半角英数字 |
64バイト以内 |
△ |
91 |
拡張ユーザ情報種別02※5 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
△※6 |
92 |
拡張ユーザ情報02※5 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
93 |
拡張ユーザ情報ID02※5 |
半角英数字 |
64バイト以内 |
△ |
94 |
拡張ユーザ情報種別03※5 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
△※6 |
95 |
拡張ユーザ情報03※5 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
96 |
拡張ユーザ情報ID03※5 |
半角英数字 |
64バイト以内 |
△ |
97 |
拡張ユーザ情報種別04※5 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
△※6 |
98 |
拡張ユーザ情報04※5 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
99 |
拡張ユーザ情報ID04※5 |
半角英数字 |
64バイト以内 |
△ |
100 |
拡張ユーザ情報種別05※5 |
「USER」または「ROLE」のどちらか |
− |
△※6 |
101 |
拡張ユーザ情報05※5 |
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 |
255バイト以内 |
△ |
102 |
拡張ユーザ情報ID05※5 |
半角英数字 |
64バイト以内 |
△ |
- (凡例)
-
−:指定できる値が決まっているため,その値が設定できるバイト数となる
○:指定が必要な項目
△:必要に応じて指定する項目
- 注※1
-
指定した文字列に全角文字が含まれる場合,全角文字は3バイトまたは4バイトに換算されます。
- 注※2
-
案件情報入力ファイルで更新日時を指定しても,JP1/Service Supportには,jssitemimportコマンドを実行した時間で登録されます。
- 注※3
-
YYYYは年,MMは月,DDは日,hhは時,mmは分,ssは秒を表します。指定できる範囲は1970/01/02 00:00:00〜2036/12/31 23:59:59です。例えば,2007年5月10日の10時30分25秒を設定する場合,「2007/05/10 10:30:25」となります。
- 注※4
-
回答責任者に関連する項目を入力する場合,回答責任者種別,回答責任者,回答責任者IDすべてを入力する必要があります。すべて入力されていなかった場合,エラーとなります。
- 注※5
-
案件ごとに参照権限を設定した場合,案件の参照権限を設定する項目として,拡張ユーザー情報01〜05から一つ選定されています。選定した拡張ユーザー情報には,案件の参照権限所有者を設定してください。なお,拡張ユーザー情報は,拡張ユーザ情報種別,拡張ユーザ情報,および拡張ユーザ情報IDで構成されています。
案件ごとに参照権限を設定する場合の環境設定については,「9.13 案件ごとに参照権限を設定するための環境設定」を参照してください。
- 注※6
-
拡張ユーザ情報IDとの組み合わせによって,存在しないユーザーまたはロールが指定されていた場合は,エラーとなります。
1行で1案件の情報となります。案件情報の各項目は「"(ダブルクォーテーション)」で囲み,「,(コンマ)」で区切ります。プロセスワークボードID,タイトル,ステータス,担当者種別,担当者,および担当者ID以外は任意指定ですが,項目は省略できません。指定しない場合でも「"(ダブルクォーテーション)」で該当項目を囲んでください。また,各項目の指定順序も決まっています。
「重大度」を省略した場合の例を次に示します。
"プロセスワークボードID","タイトル","","影響度","優先度",...(改行)
注意事項
-
プロセスワークボードID,タイトル,ステータス,担当者種別,担当者,および担当者IDは指定する必要があります。また,このファイルの内容をJP1/Service Supportに反映する前に,該当するプロセスワークボードIDを持つプロセスワークボードを作成しておく必要があります。
-
次に示す項目に情報を指定する場合,コードマッピングファイルで定義した値と同期を取る必要があります。
重大度,影響度,優先度,案件種別,問題分野,ステータス,結果,現象種別,回避策種別,解決区分,変更の規模,リリースタイプ
詳細については,「13. 定義ファイル」の「コードマッピングファイル(jp1imss_itemimport_codemap.conf)」を参照してください。
-
項目名は,カスタマイズによって変わることがあります。詳細については,「13. 定義ファイル」の「案件フォーム定義ファイル(任意)」を参照してください。カスタマイズした場合は,カスタマイズ後の項目名に置き換えて,表13-17をお読みください。なお,カスタマイズによって項目名を変更した場合でも,指定順序は変わりません。
-
入力ファイルの項目を103項目以上指定した場合は,102番目の項目までが登録されます。53〜102番目の項目は任意のため,省略すると空欄になります。
-
入力ファイルの各項目の設定に制御文字(0x00)を指定した場合,不正な定義となりません。この場合,指定した文字列のうち制御文字(0x00)までの文字列が指定されたと見なされます。
例えば,ユーザー名に「日立△太郎※」と指定すると,表示名は「日立」となります。
注※ 「△」は,制御文字(0x00)と仮定します。
-
案件情報入力ファイルは,JP1/Service Supportがインストールされているマシンのシステムロケールに応じた文字コードで作成または編集してください。使用できる文字コードを次に示します。
-
日本語環境の場合:MS932
-
英語環境の場合:ISO-8859-1
-
中国語環境の場合:GB18030
-
定義例
プロセスワークボードID「AWebSystem」に複数の案件情報を登録する場合の定義例を次に示します。
"AWebSystem","システム障害","緊急","小","標準","障害","アプリケーション","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/29 23:55:40","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行) "AWebSystem","システム障害","警告","中","標準","障害","ミドルウェア","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/30 08:30:30","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行) "AWebSystem","プロセス異常終了","致命的","大","至急","障害","アプリケーション","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/30 09:14:40","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行) :