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JP1 Version 11 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


3.12.1 メール送信のタイミング

JP1/Service Supportでは,次の表に示したタイミングでメールを送信できます。

表3‒46 メール送信のタイミング一覧

送信情報

説明

送信対象者※1

案件作成通知

次のタイミングでメールを送信する。

  • [案件作成]画面から案件を作成したとき。

  • jssitementryコマンドで案件を作成したとき。

  • jssitementrybymailコマンドで案件を作成したとき。

案件担当者

案件エスカレーション通知

プロセスワークボードに案件がエスカレーションされたときにメールを送信する。

案件担当者

案件の担当者変更通知

次のタイミングでメールを送信する。

  • [案件編集]画面から担当者を変更したとき。

  • jssitemeditコマンドで担当者を変更したとき。

  • 案件を引き戻して担当者を変更したとき。

変更後の案件担当者

作業期限前通知(期限前メール通知)

jssinformperiodコマンドを実行すると,案件の作業期限が,あらかじめ指定した日数前まで迫ったときにメールを送信する。※2

詳細については,「3.12.4 期限前メール通知」を参照してください。

案件担当者,およびプロセスワークボード管理者

滞留案件通知

jssinformleaveコマンドを実行すると,案件の処理状況が,滞留されていると見なされたときにメールを送信する。※2

案件担当者,およびプロセスワークボード管理者

案件クローズ通知

プロセスワークボードの案件がクローズされたときにメールを送信する。

次のタイミングでメールを送信する。

  • [案件編集]画面から案件をクローズしたとき。

  • 一括操作で案件をクローズしたとき。※3

  • 案件の引き戻しで案件のステータスをクローズに戻したとき。

  • 案件の差し戻しで案件のステータスをクローズに戻したとき。

  • jssitemeditコマンドで案件のステータスをクローズに変更したとき。

案件作成者

ユーザー/ロール削除通知

ユーザーまたはロールが削除されたときにメールを送信する。

プロセスワークボード管理者

案件の引き戻し通知

案件が引き戻されたときにメールを送信する。

案件が引き戻される前の案件担当者

案件の差し戻し通知

案件が差し戻されたときにメールを送信する。

案件が差し戻された後の案件担当者

注※1

複数のユーザーにメールを送信したい場合は,送信対象者にロールを設定することで,ロールに所属するユーザーにメールを送信できます。

注※2

定期的に実行したい場合は,JP1/Service Support - Task Serviceサービスを使用してください。

メールはプロセスワークボードごとに,それぞれの案件担当書およびプロセスワークボード管理者にまとめて送信されます。1通のメールにまとめられる案件の最大件数は,メール定義ファイルで指定できます。詳細については,「13. 定義ファイル」の「メール定義ファイル(jp1imss_mail_setting.conf)」を参照してください。

注※3

一括操作で案件をクローズした場合,JP1イベントを集約する設定にしていても,メールは集約されません。

どのタイミングでメールを送信するかは,あらかじめメール定義ファイル,または[プロセスワークボード作成]画面または[プロセスワークボード編集]画面で設定しておきます。