jimdbrorg
機能
IM構成管理DBの断片化された空き領域を再編成するコマンドです。再編成に伴って,使用中の空き領域も解放されます。そのため,jimdbreclaimコマンドを続けて実行する必要はありません。
空き領域によるデータの非効率化を防ぐために,データベースの再編成はJP1/IM - Managerのメンテナンスのタイミングで実行してください。
形式
jimdbrorg [-h 論理ホスト名] [-q]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Managerパス\bin\imdb\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1imm/bin/imdb/
引数
- -h 論理ホスト名
-
クラスタシステムで運用している場合に,コマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに対するデータベースを再編成します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。なお,論理ホスト名にJP1_DEFAULTは指定できません。また,論理ホスト名は,大文字・小文字を区別します。
- -q
-
ユーザー確認を省略してコマンドを実行する場合に指定します。
戻り値
0 |
再編成が正常終了した |
1 |
再編成が異常終了した |
注意事項
-
このコマンドの実行中に,ほかのJP1/IM - Managerのコマンドを実行したり,JP1/IM - Managerのサービスを起動したりしないでください。実行に失敗することがあります。
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このコマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーは押さないでください。データベースの再編成処理をバックグラウンドで実行するため,[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーを押してもデータベースの再編成処理処理は継続されます。[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーを押したあと,すぐにほかのJP1/IM - Managerコマンドを実行したり,JP1/IM - Managerのサービスを起動したりすると,コマンドの実行やサービスの起動に失敗することがあります。
このコマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーや[Ctrl]+[Break]キーでコマンドの実行を途中で停止した場合,タスクマネージャなどによりpdrorgプロセスが実行していないことを確認してからほかのJP1/IM - Managerコマンドを実行したり,JP1/IM - Managerを操作したりする必要があります。これらのプロセスが実行中の場合,しばらく時間をおいて,そのプロセスの終了を待ってから,ほかのJP1/IM - Managerコマンドを実行したり,JP1/IM - Managerの操作をしたりしてください。
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このコマンドを実行する前後には,障害復旧用バックアップを実行することをお勧めします。
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コマンド実行時に一時ファイルを作成します。そのためIMデータベースのインストール先ディレクトリの空き容量は,DBサイズがSの場合に1ギガバイト,サイズがMの場合に1ギガバイト,Lの場合に4ギガバイト程度必要です。
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IMデータベースを使用している場合には,JP1/IM-Managerが停止している必要があります。
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Windowsの場合,IMデータベースサービス(JP1/IM-Manager DB Server)が起動している必要があります。また,IMデータベースのクラスタサービス(JP1/IM-Manager DB Cluster Service)が停止している必要があります。
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JP1/IM - MOを使用している場合は,接続元のJP1/IM - MOのJP1/IM - Message Optimizerサービスが停止している必要があります。
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Windowsの場合,Application Experienceサービスのスタートアップの種類が無効になっていないことを確認してからコマンドを実行してください。