jcfallogstop
機能
リモート監視ログファイルトラップを停止します。
オプションで,次の指定ができます。
-
停止する範囲(個別停止または一括停止)
-
停止したリモート監視ログファイルトラップの削除の有無
なお,同時に実行できるコマンドの数は5個までです。
このコマンドを実行するための条件を次に示します。
-
IM構成管理サービスが起動している
-
リモートの監視対象ホストが,リモート監視構成下にある
-
リモートの監視対象ホストが,ホスト情報を収集済みである
-
SSHで通信する場合,対象のリモートの監視対象ホストと公開鍵暗号方式でSSH認証できる
-
NetBIOS(NetBIOS over TCP/IP)で通信する場合,監視するログファイルが共有されている
-
リモート監視ログファイルトラップが起動している
形式
jcfallogstop {-o 監視対象ホスト名 [-a 監視名] | ALL} [-d] [-h 論理ホスト名] [-q]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Managerパス\bin\imcf\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1imm/bin/imcf/
引数
- -o 監視対象ホスト名
-
停止したいリモート監視ログファイルトラップの監視対象ホスト名を指定します。
- -a 監視名
-
停止したいリモート監視ログファイルトラップの監視名を指定します。
監視名は30バイト以内の文字列で指定します。使用できる文字は英数字,ハイフン,およびアンダーラインで,先頭の文字は必ず英数字を指定します。大文字,小文字は区別されません。
- ALL
-
すべてのリモート監視ログファイルトラップを対象とします。
- -d
-
このオプションを指定すると,停止するリモート監視ログファイルトラップのエントリーをプロファイルツリーから削除します。
このオプションを-a,-o,またはALLオプションのどれかと組み合わせた場合,複数のリモート監視ログファイルトラップをプロファイルツリーから削除することになるため,問題ないかを確認するためのメッセージが表示されます。その他の指定と組み合わせた場合は,指定しても無視されます。
- -h 論理ホスト名
-
このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定されている論理ホスト名が設定されます。JP1_HOSTNAMEに論理ホスト名が設定されていない場合は,物理ホスト名が設定されます。
- -q
-
このオプションを指定すると,-dオプション指定時でも確認メッセージが表示されません。-dオプションを指定していない場合は,指定しても無視されます。
戻り値
0 |
停止成功,または削除成功 |
2 |
一部失敗,またはすべて失敗 |
4 |
引数不正 |
6 |
サーバに接続できない |
7 |
ホスト情報が不正 |
10 |
排他編集権取得エラー |
12 |
認証定義ファイル不正 |
13 |
通信エラー |
14 |
DB不正 |
15 |
指定したリモート監視ログファイルトラップは停止済み(-dオプションを指定していないとき) |
17 |
権限が不正 |
18 |
I/Oエラー |
21 |
同時実行数の上限に達した |
255 |
内部エラー |
その他の値 |
その他のエラー |
使用例1
host1のname1のリモート監視ログファイルトラップを停止する場合
jcfallogstop -o host1 -a name1
使用例2
すべてのリモート監視ログファイルトラップを停止後,削除する場合
jcfallogstop ALL -d