jcastatus
機能
稼働している自動アクション機能の動作状態(停止,稼働,休止),または稼働している自動アクション機能が読み込んでいる自動アクション定義ファイルの内容を標準出力に表示します。
なお,このコマンドは同時に複数起動できます。
形式
jcastatus [-h 論理ホスト名] [-d]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:なし
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Consoleパス\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1cons/bin/
引数
- -h 論理ホスト名
-
クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに対応する自動アクション機能(イベント基盤サービス)の動作状態が表示されます。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。
- -d
-
稼働している自動アクション機能が読み込んでいる自動アクション定義ファイルの内容を標準出力に表示します。自動アクション定義ファイルと同じフォーマットで表示されます。
自動アクション定義がすべて無効の状態でも,稼働している自動アクション機能が読み込んでいる自動アクション定義ファイルの内容を標準出力に表示します。
戻り値
0 |
正常終了 |
4 |
自動アクション機能(イベント基盤サービス)からの応答がない |
5 |
自動アクション機能(イベント基盤サービス)が停止または休止中のため,自動アクション定義ファイルの内容が表示できない |
6 |
システムエラー(コマンド側) |
152 |
システムエラー(イベント基盤サービス側)(UNIXの場合) |
154 |
入出力エラー(UNIXの場合) |
243 |
引数指定値不正(UNIXの場合) |
-13 |
引数指定値不正(Windowsの場合) |
-102 |
入出力エラー(Windowsの場合) |
-104 |
システムエラー(イベント基盤サービス側)(Windowsの場合) |
出力形式
jcastatusコマンドを実行すると,自動アクション機能の動作状態は次の形式で出力されます。
Status : 状態
「状態」に表示される文字列について次に説明します。
「状態」に表示される文字列 |
動作状態 |
説明 |
---|---|---|
STOP |
停止 |
自動アクション機能(イベント基盤サービス)が停止している状態。 |
RUNNING |
稼働 |
自動アクション機能(イベント基盤サービス)が起動していて,自動アクション機能が使用できる状態。 |
STANDBY |
休止 |
イベント基盤サービスは起動しているが,自動アクション機能は休止している状態。 休止状態の間は,イベントは受信されるが,受信されたイベントに対してアクション処理は行われない。 休止状態から稼働状態になった場合は,休止中に受信されたイベントに対してアクション処理は行われない。 |
出力例
自動アクション機能の動作状態が休止状態であった場合
Status : STANDBY