jcamakea
機能
自動アクション定義ファイルの定義内容をチェックします。複数の自動アクション定義ファイルに定義が分かれている場合は,一つに合わせます。ただし,複数に分かれている自動アクション定義ファイルを一つにする場合,アクション定義ファイルのバージョン,および自動アクション状態監視パラメーターは最初に読み込んだファイルの定義を使用します。
チェック,および併合結果は標準出力に出力されます。出力結果を確認して,自動アクション定義ファイルを作成してください。
チェックした結果,エラーが見つかった場合は,標準エラー出力にエラーメッセージが出力されます。
オプション指定した自動アクション定義ファイル内に記述している自動アクション定義パラメーターのサイズが最大長を超えていた場合,その自動アクション定義パラメーターは標準出力に出力されません。自動アクション定義パラメーターのサイズについては,「自動アクション定義ファイル(actdef.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。
定義パラメーターがないファイル,またはコメントだけのファイルは,エラーになります。
形式
jcamakea [-h 論理ホスト名] 自動アクション定義ファイル名1 […自動アクション定義ファイル名100]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Consoleパス\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1cons/bin/
引数
- -h 論理ホスト名
-
変換する定義ファイルの内容のチェックに使用する正規表現のあるホストの論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストが使用する正規表現を使用して,定義ファイルの内容をチェックします。また,指定した論理ホストのファイルサイズの設定に従って,自動アクション定義ファイルのファイルサイズが最大値を超えていないかチェックします。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。
- 自動アクション定義ファイル名1 […自動アクション定義ファイル名100]
-
アクションを定義したファイルを,相対パスまたは絶対パス形式で指定します。最大100ファイル指定できます。ファイル名とファイル名の間には空白を挿入します。自動アクション定義ファイルのパス名に空白を含む場合は,「"」で囲んで指定します。
ファイル名には,255バイトまでの名称を指定できます。
戻り値
0 |
正常終了 |
3 |
引数不正 |
7 |
フォーマットエラー,または権限がない。 |
152 |
システムエラー(UNIXの場合) |
153 |
メモリー不足(UNIXの場合) |
154 |
ファイル入出力エラー(UNIXの場合) |
156 |
論理エラー(UNIXの場合) |
255 |
ファイルオープンエラー(UNIXの場合) |
-1 |
ファイルオープンエラー(Windowsの場合) |
-100 |
論理エラー(Windowsの場合) |
-102 |
ファイル入出力エラー(Windowsの場合) |
-103 |
メモリー不足(Windowsの場合) |
-104 |
システムエラー(Windowsの場合) |
08-50以前の形式のアクション定義ファイルを読み込んだ場合の戻り値は,次のとおりです。
0:正常終了
0以外:異常終了
なお,エラーが複数発生した場合,戻り値は,最後に発生したエラーの戻り値となります。
使用例
自動アクション定義ファイル1 /usr/console/action1と自動アクション定義ファイル2 /usr/console/action2を併合して,自動アクション定義ファイル /usr/console/actionx1を作成します。
jcamakea /usr/console/action1 /usr/console/action2 > /usr/console/actionx1