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JP1 Version 11 JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド


3.4.4 セントラルスコープで業務グループを監視する

ここでは,セントラルスコープで業務グループを監視するための設定について説明します。業務グループをセントラルスコープに反映する場合は,サーバ指向ツリーにだけ反映できます。

〈この項の構成〉

(1) 前提条件

業務グループ情報および監視グループ情報を,セントラルスコープの監視ツリーに反映するための前提条件を次に示します。

(2) セントラルスコープの監視ツリーに業務グループ情報および監視グループ情報を反映する

次のどちらかの方法で,セントラルスコープの監視ツリーに業務グループ情報および監視グループ情報を反映します。

なお,業務グループと監視グループの階層構成をセントラルスコープの監視ツリーに反映する場合,ホストの表示順が変更になる場合があります。

(a) [IM構成管理]画面から反映する

  1. [IM構成管理]画面メニューバーから[操作]−[業務グループ]−[セントラルスコープ監視ツリー反映]を選択する。

    業務グループ情報および監視グループ情報がセントラルスコープの監視ツリーに反映されます。

(b) 業務グループ情報および監視グループ情報をインポートする

  1. 業務グループ情報および監視グループ情報をエクスポートする。

    IM構成管理が動作するマネージャーで,jcfexportコマンドを実行し,IM構成管理DBに登録された業務グループ情報および監視グループ情報をエクスポートします。

    • 業務グループ情報および監視グループ情報だけをエクスポートする場合

      jcfexportコマンドを-gオプションを指定して実行してください。

    • IM構成管理の管理情報のすべての情報をエクスポートする場合

      jcfexportコマンドを-aオプションを指定して実行してください。

    エクスポートできるIM構成管理の管理情報については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」の「6.8.1 IM構成管理でエクスポート・インポートの対象となる情報」を参照してください。

  2. セントラルスコープの監視ツリー情報をエクスポートする。

    同じマネージャーで,jcsdbexportコマンドを実行して,セントラルスコープの監視ツリー情報をエクスポートします。

  3. エクスポートした業務グループ情報および監視グループ情報とセントラルスコープの監視ツリー情報をマージする。

    同じマネージャーで,jcfmkcsdataコマンドを実行して,エクスポートした業務グループ情報および監視グループ情報とセントラルスコープの監視ツリー情報をマージします。

    • 手順1で業務グループ情報および監視グループ情報だけをエクスポートした場合

      jcfmkcsdataコマンドを-gオプションを指定して実行してください。

    • 手順1でIM構成管理の管理情報のすべての情報をエクスポートした場合

      jcfmkcsdataコマンドを-aオプションを指定して実行してください。

  4. 手順3でマージした情報をセントラルスコープにインポートする。

    同じマネージャーで,jcsdbimportコマンドを実行して,エクスポートされた業務グループ情報および監視グループ情報をインポートします。セントラルスコープの監視ツリーに,業務グループおよび監視グループの監視ツリーが追加されます。