12.8.1 JP1/IM - Rule Operation連携用のシステム設計
JP1/IM - Rule Operationと連携する場合には,JP1/IM側で次の設定をする必要があります。なお,JP1/IM - Rule Operationの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Rule Operation 構築・運用ガイド」を参照してください。
(1) JP1/IM - Rule Operation連携での設定項目
JP1/IM - Rule Operation連携での設定項目を次に示します。
- JP1/IM - Rule Operation連携機能を有効にする設定(jcoimdefコマンドで設定)※
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JP1/IM - Rule Operation連携機能の有効・無効設定(-ruleオプションで設定)
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JP1/IM - Rule Operationホストの指定(-rulehostオプションで設定)
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実行ユーザーの指定(-ruleuserオプションで設定)
注※ 連携機能を有効にするとJP1/IM - Viewから,JP1/IM - Rule Operationへの通知条件設定ができるようになります。
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- JP1/IM - Rule Operationへの通知条件設定
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次に示すどちらかの方法で設定します。
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[アクション詳細設定]画面で設定
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自動アクション定義ファイル(actdef.conf)で設定
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- 表示に関する設定
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[ユーザー環境設定]画面
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[表示フィルター設定]画面
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[重要イベント定義]画面
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[ユーザーフィルター詳細設定]画面
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- JP1/IM - View(ルールオペレーション・ビューアー)のスタートメニューへの登録
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jcovrmsetupコマンドの実行
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(2) 注意事項
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ルール起動条件に一致すると考えられるJP1イベントすべてを,JP1/IM - Rule Operationへの通知条件に指定してください(JP1/IM - Managerからの通知に対するルール起動判定は,JP1/IM - Rule Operation側で実施します)。
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JP1/IM - Rule Operationへの通知処理は,通常の自動アクションと同様,システムの階層構成(IM構成)の定義に従って実行されます。
このため,JP1/IM - ManagerとJP1/IM - Rule Operationを別ホストで稼働させる場合,システム構成定義上,JP1/IM - Rule OperationホストをJP1/IM - Managerホストの下位に配置する必要があります。
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JP1/IM - Rule Operation連携機能を有効にし,通知条件設定をしたあと,その設定を削除しないままJP1/IM - Rule Operation連携機能を無効にすると,次の問題が発生します。
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JP1/IM - Viewからの自動アクションの設定ができなくなる。
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JP1/IM - Manager上の通知条件設定は有効であるため,通知条件に一致するJP1イベントが発生するとJP1/IM - Rule Operationにルール起動要求を通知する。
上記問題を解決するには,連携機能を無効にする前にJP1/IM - ViewからJP1/IM - Rule Operation用の通知条件設定を削除するか,自動アクション定義ファイル(actdef.conf)を開き,JP1/IM - Rule Operation連携に関する自動アクション定義パラメーターを削除してください。自動アクション定義ファイル(actdef.conf)の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「自動アクション定義ファイル(actdef.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。
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JP1/IM - Rule Operationは,ルールの開始や終了,異常終了時などにJP1イベントを発行します。JP1/IMでこれらのJP1イベントを監視したい場合には,これらのJP1イベントが転送,JP1/IM - Viewに表示されるよう,フィルターの設定を変更してください。