5.3.1 実行条件として指定できる項目
自動アクションを実行する条件として,次の項目が指定できます。
-
JP1イベントのイベントID
自動アクションの対象とするJP1イベントをイベントIDで指定します。「すべて」または一つのイベントIDを指定できます。
-
イベント条件
自動アクションの対象とするJP1イベントをイベント条件で指定します。項目に指定できるイベント条件は,アクション定義によって異なります。
表5‒3 指定できるイベント条件 属性種別
項目
イベント条件※1
アクション定義
アクション定義(互換用)
基本属性
登録要因
-
と一致する
-
と一致しない
−
イベントID
-
と一致する
-
と一致しない
-
正規表現
-
と一致する
-
正規表現
発行元プロセスID
-
正規表現
発行元ユーザーID
発行元グループID
発行元ユーザー名
-
と一致する
-
と一致しない
-
を含む
-
を含まない
-
から始まる
-
正規表現
発行元グループ名
発行元イベントサーバ名
発行元IPアドレス
詳細情報
メッセージ
登録時刻
-
正規表現
-
YYYYMMDDhhmmssの形式(YYYY:年,MM:月,DD:日,hh:時間,mm:分,ss:秒)。
-
正規表現
-
YYYY/MM/DDhh:mm:ssの形式(YYYY:年,MM:月,DD:日,hh:時間,mm:分,ss:秒)。
到着時刻
−
拡張属性
共通情報
開始時刻
-
正規表現(通算秒指定)
-
正規表現(通算秒指定)
終了時刻
プロダクト名
-
と一致する
-
と一致しない
-
を含む
-
を含まない
-
から始まる
-
正規表現
-
正規表現
オブジェクトタイプ
オブジェクト名
登録名タイプ
登録名
オブジェクトID
事象種別
ユーザー名
終了コード
発生元ホスト名※2
-
と一致する
-
と一致しない
-
を含む
-
を含まない
-
から始まる
-
正規表現
−
重大度
-
と一致する※3
-
正規表現
-
と一致する※3
-
正規表現
固有情報
「E.」
-
と一致する
-
と一致しない
-
を含む
-
を含まない
-
から始まる
-
正規表現
-
正規表現
互換用
イベント基本情報
-
正規表現
- (凡例)
-
−:なし
注※1 比較条件に指定できる正規表現は,デフォルトでは拡張正規表現です。正規表現については,「付録G 正規表現」を参照してください。ただし,旧バージョンのJP1/IM - Managerからバージョンアップした場合は,旧バージョンで設定した情報を引き継ぎます。
また,アクション定義(互換用)ではない場合は,バージョン8以前のJP1/IM - Viewは編集できません。
注※2 アクション定義(互換用)で発生元ホスト名を指定したい場合は,拡張属性の固有情報の項目として「E.JP1_SOURCEHOST(発生元ホスト名)」と指定してください。
注※3 指定できる属性値は,「緊急(Emergency)」,「警戒(Alert)」,「致命的(Critical)」,「エラー(Error)」,「警告(Warning)」,「通知(Notice)」,「情報(Information)」,および「デバッグ(Debug)」です。
-
DESC_VERSIONが4の場合,自動アクション定義ファイル(actdef.conf)で次の項目が指定できます。
-
aidパラメーターでアクション定義の有効,無効の対象となるアクションIDを指定できます。
-
validパラメーターでアクション定義の有効,無効を指定できます。