3.2.2 監視対象から外したホストのイベントが表示されていないか確認する
フィルターの共通除外条件で条件を指定したあと,監視対象から外したホストのイベントがイベント一覧に表示されていないかどうか確認します。ここでは,ホストAおよびホストBで発行されたイベントはイベント一覧に表示されないで,ホスト1で発行されたイベントだけがイベント一覧に表示されることを確認する手順を説明します。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
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「2.2.1 ユーザーマッピングの設定」の手順に従ってOSのユーザーマッピングが設定されている。
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「2.1 IM構成管理とは」に従って基本的な構成のシステムが構築されている。
操作手順
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[イベントコンソール]画面の[コマンド実行]ボタンをクリックして,[コマンド実行]画面を表示します。
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[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。
項目
設定
コマンド種別
[管理対象ホストのコマンド]を選択する。
引き継ぎ情報
[情報を引き継ぐ]のチェックを外す。
実行ホスト名
次の内容を入力する。
hostA
実行コマンド
次の内容を入力する。
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Windowsの場合:
"Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Warning -m ホストAからコマンドを実行しました。
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Linuxの場合:
/opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Warning -m ホストAからコマンドを実行しました。
ホストAで重大度が「警告」のイベントが発行されます。
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手順1および手順2を繰り返します。[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。
項目
設定
コマンド種別
[管理対象ホストのコマンド]を選択する。
引き継ぎ情報
[情報を引き継ぐ]のチェックを外す。
実行ホスト名
次の内容を入力する。
hostB
実行コマンド
次の内容を入力する。
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Windowsの場合:
"Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Warning -m ホストBからコマンドを実行しました。
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Linuxの場合:
/opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Warning -m ホストBからコマンドを実行しました。
ホストBで重大度が「警告」のイベントが発行されます。
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手順1および手順2を繰り返します。[コマンド実行]画面の項目を次のように設定し,[実行]ボタンをクリックします。
項目
設定
コマンド種別
[管理対象ホストのコマンド]を選択する。
引き継ぎ情報
[情報を引き継ぐ]のチェックを外す。
実行ホスト名
次の内容を入力する。
host1
実行コマンド
次の内容を入力する。
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Windowsの場合:
"Baseパス\bin\jevsend" -e SEVERITY=Warning -m ホスト1からコマンドを実行しました。
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Linuxの場合:
/opt/jp1base/bin/jevsend -e SEVERITY=Warning -m ホスト1からコマンドを実行しました。
ホスト1で重大度が「警告」のイベントが発行されます。
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イベント一覧にホストA,およびホストBで発行されたイベントが表示されていないこと,また,ホスト1で発行されたイベントが表示されていることを確認します。
関連項目
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画面リファレンス 2.1 [イベントコンソール]画面の概要
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画面リファレンス 2.24.2 [イベント表示項目]ページ
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画面リファレンス 2.40 [コマンド実行]画面