Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


付録N.9 監視設定および解除の処理時間

マネージャーホストでスケールアウトを検知して監視が設定される時間と,スケールインを検知して監視が解除される時間の目安を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) スケールアウトによる監視設定時間

スケールアウトされたエージェントホストがマネージャーホストからの監視が設定される時間は,次の表に示す計算式から求めた処理時間が目安になります。

OS

監視設定の処理時間

Windows

((スケールアウト前の構成管理台数+スケールアウト後の構成管理台数)/2)×(15秒/100台)×スケールアウト台数

Linux

((スケールアウト前の構成管理台数+スケールアウト後の構成管理台数)/2)×(5秒/100台)×スケールアウト台数

注意事項

大規模な構成管理台数(600台以上)が組まれている環境では,スケールアウトおよびスケールインの対象となる台数は1時間当たり20台以下で運用することを推奨します。

(2) スケールインによる監視解除時間

スケールインされたエージェントホストがマネージャーホストからの監視が解除される時間は,次の表に示す計算式から求めた処理時間が目安になります。ただし,この処理時間は,設定パラメーター(JbsrtDistribByScaleIn)にNO(既定値)が設定されていた場合です。

OS

監視解除の処理時間

JP1/PFMを使用している場合

JP1/PFMを使用していない場合

Windows

(1台当たり約35秒)×スケールイン台数

(1台当たり約6秒)×スケールイン台数

Linux

(1台当たり約30秒)×スケールイン台数

(1台当たり約5秒)×スケールイン台数