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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


jevdbswitch

〈このページの構成〉

機能

イベントサービスが稼働しているイベントサーバのイベントDB内で,イベントが実際に登録される面を,現在使用されている側のイベントDB(アクティブ面)から,待機している側のイベントDB(スタンバイ面)に強制的に切り替えます。

イベントDBがスタンバイ面に切り替わる際,スタンバイ面に登録されていたデータは削除されます。このコマンドを2回続けて実行すると,イベントDBは初期化されます。なお,イベントDBに登録されているJP1イベントを保存しておきたい場合は,あらかじめjevexportコマンドでイベントDBをcsvファイルに出力してください。

jevdbswitchコマンドを使用したイベントDBの初期化方法については,「10.2 イベントDBの初期化」を参照してください。

形式

jevdbswitch [-h イベントサーバ名]
            [-f]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1base/bin/

引数

-h イベントサーバ名

イベントが実際に登録されるイベントDBをアクティブ面からスタンバイ面に切り替えるイベントサーバ名を指定します。このオプションを省略すると,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名がイベントサーバ名として仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,自ホスト名と同じイベントサーバ名が仮定されます。イベントサーバ名は255バイト以内の文字列で指定してください。

-f

このオプションを省略すると,このコマンドを実行してよいかどうかを確認するための入力が要求されます(「よろしいですか?[Y/N]」,または「Is This OK?[Y/N]」が表示されます)。この確認入力を不要にしたい場合に,このオプションを指定します。

戻り値

0

正常終了

1

引数エラー

2

実行権限不足

3

入出力エラー

4

メモリー不足

5

イベントサーバ名が未定義

8

イベントサービスに接続できない

9

イベントDBが切り替えられたかどうかを検知できない

255

そのほかのエラー