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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


14.2.3 システムの日時変更時に必要な作業

NTP(Network Time Protocol)サーバなどを利用した時刻が過去に戻ることがない方式で,サーバのシステム時刻の時刻合わせる場合は,次の手順に従わないで変更できます。その場合,JP1/Baseを停止する必要はありません。

〈この項の構成〉

(1) 変更したシステムの日時を過去に戻す場合

システムの日時を変更する際,過去の日時に変更することは避けてください。

システム時刻の進みや遅れを補正する際でも,システム時刻を過去に戻すと到着時刻を指定したイベント検索が正しくできない場合があります。

テストなどでシステムの時刻を意図的に未来の日時へ変更したような場合に,システム日時を元に戻すときは,次に示す手順で戻してください。なお,JP1/AJSが起動している場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」,「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」,「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)」,および「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド」を参照して変更手順を確認してください。

  1. JP1/IM - Managerを停止する。

  2. JP1/Baseを停止する。

  3. 起動管理機能を使用しているすべてのサービスを停止する。

  4. システムの日時を現在日時に戻す。

  5. jevdbinitコマンドでイベントDBを削除する。

  6. JP1/Baseを起動する。

  7. JP1/IM - Managerを起動する。

(2) システムの時刻が遅れているため,時刻を進める場合

システムの時刻を進める場合,JP1/Baseではサービスを停止する必要はありませんが,JP1/AJSが起動している場合は,JP1/AJSのサービスを停止する必要があります。手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」,「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)」,「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)」,および「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド」を参照してください。