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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


10.1.4 イベントサービスの動作環境を変更する

  1. 各設定ファイルを編集する。

    イベントサーバインデックスファイル(index),イベントサーバ設定ファイル(conf),またはAPI設定ファイル(api)を編集します。

  2. 各設定ファイルの変更内容を有効にする。

    イベントサービスを再起動すると,変更内容が有効になります。

    Windowsの場合

    [コントロールパネル]の[サービス]ダイアログボックスで,「JP1/Base Event」の名称のサービスを終了したあと,再起動してください。

    UNIXの場合

    jevstopコマンドでイベントサービスを終了したあと,jevstartコマンドで再起動してください。

〈この項の構成〉

(1) 上書きインストールした場合の注意事項

09-00では,イベントサーバ設定ファイル(conf)のoptionsパラメーターにsave-repフラグが追加されました。このフラグを設定すると,イベントDBの重複防止テーブルをファイル上に保持します。設定しない場合は,重複防止テーブルをメモリー上に保持します。そのため,イベントサーバの再起動時に,重複防止テーブルが破棄されたあとで再構築され,他ホストから転送されたJP1イベントの受信に時間が掛かります。他ホストから転送されたJP1イベントを受信するイベントサーバでは,save-repフラグを設定することを推奨します。

なお,08-50以前のバージョンから上書きインストールした場合は,このフラグが設定されていないため,次の手順で重複防止テーブルをファイル上に構築してください。

  1. イベントサーバ設定ファイルのoptionsパラメーターにsave-repフラグを追加する。

    イベントサーバ設定ファイルについては,「16. 定義ファイル」の「イベントサーバ設定ファイル」を参照してください。

  2. jevdbmkrepコマンドを実行する。

    jevdbmkrepコマンドについては,「15. コマンド」の「jevdbmkrep」を参照してください。

  3. イベントサーバを起動する。