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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


8.2 ディレクトリサーバと連携してユーザー認証する場合の設定(Windows限定)

ディレクトリサーバと連携したユーザー認証には,DSユーザーを使用する方法と連携ユーザーを使用する方法があります。JP1認証情報(JP1ユーザー認証情報およびJP1操作権限)をディレクトリサーバで管理する場合は,DSユーザーを使用します。JP1ユーザー認証情報だけをディレクトリサーバで管理する場合は,連携ユーザーを使用します。

ディレクトリサーバと連携してユーザー認証する場合,JP1管理者,ディレクトリサーバ管理者それぞれで設定作業が発生します。DSユーザーを使用する場合と連携ユーザーを使用する場合のそれぞれで発生する設定作業を次に示します。

表8‒4 JP1管理者とディレクトリサーバ管理者の設定作業

JP1ユーザー種別

JP1管理者の設定作業

ディレクトリサーバ管理者の設定作業

連携ユーザー

認証サーバでのディレクトリサーバ連携用の設定
  • ディレクトリサーバの指定

  • JP1ユーザー(連携ユーザー)の設定

ディレクトリサーバへのJP1ユーザー(連携ユーザー)の登録

DSユーザー

認証サーバでのディレクトリサーバ連携用の設定
  • ディレクトリサーバの指定

操作権限の設定(JP1/Baseで設定する場合)

Active Directoryでの事前設定
  • 操作権限設定のためのスキーマの拡張

  • グループの作成と設定

操作権限の設定(Active Directoryで設定する場合)

ディレクトリサーバと連携してユーザー認証する場合の,各ホストで必要な設定の流れとマニュアルの参照先を次の図に示します。

図8‒10 ユーザー管理の設定の流れ(連携ユーザーを使用する運用の場合)

[図データ]

図8‒11 ユーザー管理の設定の流れ(DSユーザーを使用する運用の場合)

[図データ]

次の項以降では,ディレクトリサーバと連携してユーザー認証する場合だけに発生する設定について説明します。そのほかの設定については,図8-10または図8-11で示す参照先を確認してください。設定内容は認証サーバだけで運用する場合と同じです。

ディレクトリサーバと連携する場合の注意事項

〈この節の構成〉