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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


7.1.1 サービスの起動

Windowsの場合,次に示すサービスが,サービスに「自動」で登録され,システムの起動時に自動起動するように初期設定されています。

また,JP1/Base Control Service(起動管理)が起動すると,次に示すサービスが起動するように初期設定されています。

通常は,この設定を変更する必要はありません。なお,JP1/Base EventlogTrap(イベントログトラップサービス)やほかのアプリケーションプログラムについてもJP1/Base Control Service(起動管理)を使って順序性を持たせて自動起動するように設定できます。起動管理を利用する方法については,「9. サービスの起動順序および終了順序の設定(Windows限定)」を参照してください。

JP1/Base Control Service(起動管理)を利用しない場合

JP1/Base Control Service(起動管理)を利用しないで各サービスを起動したい場合は,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)中に定義されている該当するサービスの定義を必ずコメントアウトしてください。また,依存関係にあるすべてのサービスの定義も必ずコメントアウトしてください。該当するサービスに関する定義部分すべての行頭に#(シャープ)を付けることによってコメントアウトできます。

起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)を編集したあと,各サービスの操作を[コントロールパネル]の[サービス]ダイアログボックス上で行ってください。コメントアウトしないで各サービスを自動起動または手動起動した場合,KAVA4003-Eメッセージが出力され,正常に動作しなくなる場合があります。

注意事項
  • 起動管理を使用する場合,起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)中に定義されているサービスに対しては,[コントロールパネル]の[サービス]ダイアログボックス上で操作しないでください。KAVA4003-Eメッセージが出力され,起動管理によるサービスの自動起動および自動終了が正常に動作しなくなる場合があります。

  • ログファイルトラップ管理サービスおよびイベントログトラップサービスはイベントサービスの起動が前提です。ログファイルトラップ管理サービスおよびイベントログトラップサービスを起動する場合は,最初にイベントサービスを起動してください。

  • JP1/Baseがインストールされていて,イベントサービスが起動されていない場合,イベントサービスを利用するプログラムの性能に影響が出る場合があります。これを避けるため,イベントサービスを起動しない場合には,「16. 定義ファイル」の「API設定ファイル」を参照して,イベントの発行・取得を禁止する設定を行ってください。