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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


6.11.3 使用しているIPアドレスの確認方法

IPv6環境で通信する場合,接続元(エージェントホスト)と接続先(マネージャホスト)で同じバージョン(種別)のIPアドレスを使用する必要があります。

接続元および接続先で使用しているIPアドレスの種別が同じかどうかは,次に示すIPアドレスの種別が同じかどうかで判断できます。

接続元で解決できる接続先のプライマリーIPアドレスと同じ種別のIPアドレスが,接続元で解決できる自ホストのIPアドレス,および接続先で解決できる自ホストのIPアドレスに含まれている必要があります。

各IPアドレスの確認方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 接続元で解決できる接続先のプライマリーIPアドレスの確認手順

接続元での確認
  1. jp1pingコマンドに-vオプションおよび接続先ホスト名を指定して実行する。

  2. 接続先ホスト名から解決されたIPアドレスのうち,最初に表示されるIPアドレス(プライマリーIPアドレス)の種別を確認する。

(2) 接続元で解決できる自ホストのIPアドレスの確認手順

接続元での確認
  1. jp1pingコマンドに自ホスト名を指定して実行する。

  2. 自ホスト名から解決されたIPアドレスを確認して,設定されているIPアドレスの種別を確認する。

(3) 接続先で解決できる自ホストのIPアドレスの確認手順

接続先での確認
  1. jp1pingコマンドに自ホスト名を指定して実行する。

  2. 自ホスト名から解決されたIPアドレスを確認して,設定されているIPアドレスの種別を確認する。