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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


2.7.3 ヘルスチェック機能を利用したプロセス監視の仕組み

ヘルスチェック機能は,プロセス自体が異常と判断して終了した場合と,プロセスがハングアップした場合を異常として検知します。プロセスがハングアップしているかどうかは,各プロセスが行っている処理に掛かる時間と,プロセスごとに設定されているしきい値を比較します。各プロセスが行っている処理に掛かる時間は,共有メモリーを介して監視します。

ヘルスチェック機能の概要を次の図に示します。

図2‒35 ヘルスチェック機能の概要

[図データ]

ヘルスチェック機能では,業務規模などによって影響を受けにくい,プロセスが行う個々の内部処理を監視単位としています。そのため,異常しきい値や警告しきい値には,カスタマイズする必要のない値が設定されています。