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JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


2.4.1 アプリケーションプログラムのログファイルを変換する

アプリケーションプログラムのログファイルの情報をJP1イベントに変換してイベントDBに登録する流れを次の図に示します。

図2‒12 アプリケーションプログラムのログファイルの変換から登録までの流れ

[図データ]

ログファイルトラップを使用するには,ログファイルトラップ動作定義ファイルを作成し,監視するログファイルの出力形式と,JP1イベントに変換したいログデータの条件を指定します。その後,コマンドを実行すると,ログファイルトラップ管理サービス(デーモン)を基盤としてログファイルトラップが生成され,ログファイルを監視します。監視条件に一致するログデータがあると,JP1イベントに変換してイベントDBに登録します。複数のログファイルトラップを同時に起動できるため,さまざまなログファイルを異なる条件で監視できます。また,一つのログファイルトラップで複数のログファイルを監視することもできます。

JP1イベントとして登録できるメッセージは,jevlogstartコマンドで-mオプションを省略した場合,511バイトまでです。JP1イベントに変換するメッセージが511バイトを超えた場合,以降のメッセージを切り捨てます。メッセージの長さを拡張したい場合は,jevlogstartコマンドで-mオプションに値を指定すると,1,023バイトまで登録できます。