3.7 サーバ間連携機能を使用する場合の環境設定
システム分析支援リアルタイムモニタでサーバ間連携機能を使用する場合の環境設定について説明します。
対象ソフトウェアの設定
- クライアントでの設定
-
監視したいTP1/Server Baseへ接続するクライアントで、次に示す項目が設定されている必要があります。
表3‒2 クライアントでの設定項目 クライアント種別
設定項目
設定値
TP1/Client/P
- 環境変数DCCLTPRFINFOSEND
-
性能検証用トレースの識別情報を、TP1/Server Baseへ伝播するかどうかを指定します。
Y:性能検証用トレースの識別情報を、TP1/Server Baseに伝播します。
N:性能検証用トレースの識別情報を、TP1/Server Baseに伝播しません。
Y
TP1/Client/W
- 環境変数DCCLTPRFINFOSEND
-
性能検証用トレースの識別情報を、TP1/Server Baseへ伝播するかどうかを指定します。
Y:性能検証用トレースの識別情報を、TP1/Server Baseに伝播します。
N:性能検証用トレースの識別情報を、TP1/Server Baseに伝播しません。
Y
TP1/Client/J
- 環境定義dccltprfinfosend
-
性能検証用トレースの識別情報を付加するかどうかを指定します。
Y:性能検証用トレースの識別情報を付加します。
N:性能検証用トレースの識別情報を付加しません。
Y
TP1/Server Base(SUPまたはSPP)
-
-
- (凡例)
-
-:設定が必要な項目および設定する値はありません。
- TP1稼働サーバでの設定
-
監視したいTP1/Server Baseで、次に示す定義が設定されている必要があります。
表3‒3 TP1/Server Baseでの設定項目 定義種別
オペランド名
設定値
システム共通定義
prf_trace
Y
rapリスナーサービス定義※1
scs_prf_trace_level
00000001を論理和で指定
トランザクションサービス定義
trn_extend_function
00000002を論理和で指定
ロックサービス定義※2
lck_prf_trace_level
00000001を論理和で指定
システム共通定義※3
nam_prf_trace_level
00000001を論理和で指定
- 注※1
-
リモートAPI機能(RAP)を使用する場合に設定が必要です。
- 注※2
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排他機能を使用する場合に設定が必要です。設定しない場合はRTMで表示される排他情報がすべて「0」となります。
- 注※3
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RPCプロトコルでネームサービス機能を使用した場合に設定が必要です。設定しない場合はRTMで表示されるネーム情報がすべて「0」となります。
- メモ
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サーバ間連携機能を使用する前に、次の前提条件を満たしているか確認してください。
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監視対象のTP1/Server Baseが稼働しているサーバでFTPサーバが稼動している。
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FTP接続時のホームディレクトリ配下でTP1/Server BaseのPRFトレースファイルの格納ディレクトリを参照できる。
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その他の設定
SQLの情報も業務の流れと関連づけて表示したい場合は、SQLを実行する際にHiRDBクライアント環境変数に、次に示す定義を指定する必要があります。
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PDUAPREPLVL=ut
uの代わりにaを指定できます。
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PDSQLTRACE=SQLトレースファイルのサイズ
指定できる値は、4096~2000000000(単位:バイト)です。