1.1.2 HSIC-ECDの機能
HSIC-ECDは、アプリケーションサーバに組み込んで使用します。Javaアプリケーションが実行するSQLがエビデンスの取得対象です。また、SQL以外にもJavaアプリケーションの任意のメソッド実行時の引数などの情報をエビデンスとして取得できます。
HSIC-ECDを使用すると、テスト対象のJavaアプリケーションを改造しなくても、Javaアプリケーションが実行したSQL、更新系SQL実行前後のデータを取得できます。
HSIC-ECDは、Javaアプリケーションが実行したSQLの前後にSELECT文を実行して実行前後のデータを自動的に取得します。これによって、SQL実行結果をエビデンスとして取得するための次に示す作業が不要となり、テスト効率が向上します。
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手動でSQLを実行する作業
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専用のスクリプトを記述してSQLを実行する作業
HSIC-ECDの概要を次の図に示します。
クラウド開発環境でHSIC-ECDを使用すると、HSIC-ECDが出力したエビデンスをHSIC-DSEが収集・蓄積します。