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Hitachi System Information Capture システム検証支援 テスト結果収集機能 


9.3.6 eseasetup(HSIC-DSEの実行環境のセットアップ)

機能

HSIC-DSEの実行環境をセットアップしてHSIC-DSEを開始します。HSIC-DSEをバージョンアップする場合など、実行環境がセットアップ済みの場合は、実行環境を上書きします。

このコマンドの実行中は、HSIC-DSEのインストール、アンインストール、ほかのHSIC-DSE運用コマンドを実行しないでください。

形式

eseasetup [-p HSIC-DSEのhttpリクエスト受信ポート]
          [-i HSIC-DSEのhttpリクエスト受信IPアドレス]
          [-t HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート1]
          [-d HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート2]
          [-s HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート3]
          [-r HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート4]
          -u HSIC-DSE管理者のユーザIDとパスワード [-b バックアップフォルダの絶対パス]

オプション

–p HSIC-DSEのhttpリクエスト受信ポート((1~65535))《80》

HSIC-DSEのhttpリクエスト受信ポート番号を指定します。

HSIC-DSEをセットアップするマシンに他のWebサーバがある場合などは任意のポート番号を指定してください。通常は、省略値で使用することをお奨めします。

-i HSIC-DSEのhttpリクエスト受信IPアドレス (1~255文字の文字列)

HSIC-DSEのhttpリクエスト受信IPアドレス、またはFQDN(完全修飾ドメイン名)を指定します。省略した場合は、HSIC-DSEが自動的に決定します。ipconfigコマンドで表示されたIPv4のIPアドレスを選択します。複数のIPアドレスがある場合は、一番後ろに表示されたIPアドレスを選択します。

-t HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート1((1~65535))《29110》

HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート番号を指定します。

同一マシン内の他のプログラムが使用するポート番号と重なる場合は、変更してください。通常は、省略値で使用することをお奨めします。

-d HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート2((1~65535))《29111》

HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート番号を指定します。

同一マシン内の他のプログラムが使用するポート番号と重なる場合は、変更してください。通常は、省略値で使用することをお奨めします。

-s HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート3((1~65535))《29112》

HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート番号を指定します。

同一マシン内の他のプログラムが使用するポート番号と重なる場合は、変更してください。通常は、省略値で使用することをお奨めします。

-r HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート4((1~65535))《29113》

HSIC-DSEが内部の通信で使用するポート番号を指定します。

同一マシン内の他のプログラムが使用するポート番号と重なる場合は、変更してください。通常は、省略値で使用することをお奨めします。

–u HSIC-DSE管理者のユーザIDとパスワード

HSIC-DSE管理者のユーザIDとパスワードを設定します。必ず設定してください。

ユーザIDとパスワードを / 区切りで設定します。

ユーザID、パスワードは、それぞれ半角英数字30文字以内で設定してください。

英数字以外を指定した場合、パラメータ不正でエラーとします。ただし、!%&^=;を使用した場合、当該文字は入力されなかったものとして扱います。

“-u Admin!UserId/Pass^Word”と入力した場合、ユーザIDにはAdminUserId、パスワードにはPassWordが設定されます。

セットアップ済みの実行環境を上書きする場合は、設定値を無視します。

セットアップ済みの実行環境の管理者のユーザIDとパスワードの変更は、WebブラウザでHSIC-DSEに接続して行ってください。

–b バックアップフォルダの絶対パス((100文字以内のパス名))

HSIC-DSE のテスト結果のバックアップデータを格納するためのフォルダの絶対パスをSJISで指定します。HSIC-DSEをインストールしたディスクとは別のディスク上の、空フォルダを指定してください。

Nドライブとして認識されているローカルドライブ上のhsic_bkupフォルダをバックアップフォルダに指定したい場合、本オプションに以下のように指定してください。

N:\hsic_bkup

重要

セットアップ済みの実行環境を上書きする場合は、設定値を無視します。

バックアップフォルダへの絶対パスの変更はできません。

戻り値

0:セットアップが正常に終了しHSIC-DSEが開始しました。

1:セットアップが異常終了しました。

出力形式

セットアップが正常に終了した場合、WebブラウザからHSIC-DSEにアクセスするためのURLを標準出力に出力します。