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Hitachi System Information Capture - Visualizer リファレンス


5.2.2 HTTPリクエスト一覧ウィンドウ

HTTPリクエスト一覧を表示するウィンドウです。

Visioの図形描画領域上に業務オブジェクトとして可視化するために操作するメインウィンドウです。

システム分析支援ビューア起動時に表示します。

本ウィンドウが表示されていない場合は、メインメニューウィンドウの[HTTPリクエスト一覧表示]ボタンを押下するか、コンテキストメニューの[HTTPリクエスト一覧表示]を選択することで表示されます。

【HTTPリクエスト一覧ウィンドウ】

図5‒4 HTTPリクエスト一覧ウィンドウの表示例

[図データ]

表5‒2 HTTPリクエスト一覧ウィンドウのコントローラの名称と説明

図中番号

コントローラ名称

コントローラの説明

1.

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧

業務実態情報のリスト

SQLエラー発生業務、または閾値超え業務の存在有無を確認するためのリスト。

一度も参照していない項目は太字で表示し、時系列表示によって参照(Visioの図形描画領域に表示)した時点で確認済みとして太字表示から細字表示に変わる。

  • チェックボックスで削除対象として操作

  • 列名クリック時にソート切り替え

などを行う事ができる

2.

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧表示範囲ボックス

  • SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧で表示中の件数とページ番号、ページ総数を表示ボックス

  • テキストボックス内の値を変更し、[SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧表示範囲切り替え]ボタン押下で表示範囲を切り替え。

3.

更新ボタン

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧を更新する。

4.

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧表示範囲切り替えボタン

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧の表示範囲切り替えボタン

  • 先頭ページボタン

  • 1ページ前ボタン

  • 1ページ後ボタン

  • 最終ページボタン

5.

時系列表示ボタン

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧で選択中項目を時系列表示する。

6.

確認済み項目非表示チェックボックス

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧の確認済み項目を非表示にする。

7.

確認済み項目全選択ボタン

押下時に図中番号1.内の確認済み項目全てのチェックボックスにチェックを付ける。

8.

選択全解除ボタン

押下時に図中番号1.内のチェックボックスにチェックが付いている項目全てのチェックを外す。

9.

選択項目削除ボタン

図中番号1.内のチェックボックスにチェックが付いている項目の削除を実行する。

10.

操作ガイド

操作ガイド表示する。

11.

項目説明

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧の項目説明を表示する。

12.

操作ガイド・項目説明非表示チェックボックス

操作ガイドと項目説明の非表示。

なお、HSIC-APを使用している場合は各ウインドウのタイトルに「システム分析支援(HSIC-AP)-HTTPリクエスト一覧」等、「HSIC-AP」が表示されます。

[図データ]
表5‒3 SQL エラー/閾値超えHTTP リ クエスト一覧の内容

表示項目

内容

HSIC-AP使用有無による表示

未使用

使用

開始日時

HTTPリクエストを受け付けた日時(単位:マイクロ秒)

実行時間

HTTPリクエストを受け付けてからHTTPレスポンス送信までにかかった時間

(単位:マイクロ秒)

HTTPリクエストが実行中の場合は、開始日時から閾値超え、またはSQLエラーを検出した日時までの経過時間を実行時間として表示します(*1)。

システム分析支援がHTTPリクエストの応答を受信できなかった場合は、開始日時からシステム分析支援が応答を受信できないことを検出した日時(*2)までの経過時間を実行時間として表示します。

*1:HTTPリクエストが実行中の状態でシステム分析支援アキュムレータが終了した場合は、開始日時から閾値超え、またはSQLエラーを検出した日時までの経過時間のままとなる

*2:応答を受信できないことを検出する契機とそれぞれの検出日時は以下となる。

  • 本番システムでWebサーバとJ2EEサーバのコネクションが切断された場合。検出日時は、システム分析支援がコネクション切断を検知(RST,FINをキャプチャなど)した日時

  • システム分析支援でパケットロスト。検出日時は、パケットロストを検出した日時。

  • HTTPリクエスト受信から3600秒経過した場合。検出日時は、HTTPリクエスト受信+3600秒

ルートアプリケーション情報

HTTPリクエストを受け付けてからHTTPレスポンス送信まで一連の処理に引き継がれるキー情報

リクエストURI

HTTPリクエストURI

最大259文字を%エンコーディングして表示します。

(マルチバイトコードや、特殊文字を%C3%BCのように%と2桁の16進数で表示)

クライアント

HTTPリクエスト元のIPアドレス

SQLエラー

同一ルートアプリケーション情報を持つSQLがエラーとなった回数の合計値

回数が2147483647以上の場合は、2147483647を表示します。

閾値超過

閾値に設定されている実行時間を超過したかどうか

Y:閾値超過している

N:閾値超過していない

閾値

閾値に設定されている実行時間(単位秒)

凡例

○:表示する

時系列表示ボタン操作例

「時系列表示」ボタンの押下によりSQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧で選択された業務と、同一時間帯に動いていた業務を時系列順に並べてVisioの図形描画領域に最大50件表示します。

表示した項目は、太字表示から細字表示へ切り替わります。

図5‒5 時系列表示ボタン操作例

[図データ]

時系列表示は、SQLエラー発生業務、閾値超え業務、および同一時間帯に動いていた業務で実行していたCosminexus業務、HiRDB業務が、いつ頃実行されていたかを視覚的に把握しやすくするために、時系列順に並べて表示したものです。

SQLエラー発生業務、閾値超え業務、同一時間帯に実行されていた業務を時系列順に並べて表示します。

[更新]ボタン、または[SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧表示範囲切り替え]ボタン押下時に実行中だった業務に関して、[時系列表示]ボタン押下時に業務実態情報が更新されていた場合、SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧に表示されている内容と異なる情報がVisioの図形描画領域に表示される場合があります。

例えば、HTTPリクエスト一覧にはHTTPリクエストの実行時間5秒と表示されたが、時系列表示すると図形描画領域には10秒と表示されるなどHTTPリクエスト一覧に表示している情報より新しい情報を図形描画領域に表示されることがあります。

SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧に表示されている内容とVisioの図形描画領域に表示された内容に差異がある場合は、[更新]ボタン、または[SQLエラー/閾値超えHTTPリクエスト一覧表示範囲切り替え]ボタンを押下して業務実態情報を読み込み直すことで差異を解消することができます。

なお、visioがプレゼンテーションモードになっている場合に時系列表示ボタンは押下しないでください。押下するとメッセージボックスにKFSE63609-Eが出力されVisioの図形描画領域は更新されません。