1.5 システム検証支援基盤を使う場合に必要なテスト計画
システム検証支援基盤を使用してテストを実施する場合は、一般的なテスト計画に加えて、本番環境の既存システムで使用しているネットワークスイッチの仕様も確認しておく必要があります。また、UOC(User Own Coding)を活用してテストデータを加工するかどうかについても、テスト計画時に検討します。
システム検証支援基盤を使用したテストを実行するためには、テスト計画時に必ず次の項目を検討してください。
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本番環境の既存システムのネットワークスイッチに、ミラーポートの設定をできるかどうか
システム検証支援基盤を使用する場合は、ミラーポートの設定を推奨します。ミラーポートを設定しない場合もシステム検証支援基盤を使用できますが、テストの形式はPCAP実行に限定されます。
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UOCが必要かどうか
例えば、本番環境の既存システムで処理されているデータに個人情報が含まれている場合は、本番環境のデータのコピーを、そのままテストデータとして使用できないこともあります。そのような場合は、本番環境のデータのコピーをテスト用に加工するためにUOCが必要です。テスト開始前までにUOCの作成が完了するように、スケジュールを検討してください。