1.3 システム検証支援基盤がサポートするテストとは
システム検証支援基盤は、システムテストまたは統合テストのときに使用するのに適しています。システムテストまたは統合テストの内容は、例えばリグレッションテスト、ヒートラン、性能テストです。
システム検証支援基盤を使ったテストの形式の種類を次に示します。
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並行実行
既存システムからキャプチャしたデータを、その場でプロトコルに合ったデータ形式に作り変えて、テストの対象システムに送信する形式のテストです。
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リプレイ実行
既存システムからキャプチャしたデータを、いったんファイルに蓄積しておき、蓄積ファイルをテストデータとして使用する形式のテストです。
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PCAP実行
既存システムのデータをPCAP形式のファイルとしてキャプチャして、テストデータとして使用する形式のテストです。
既存システムからのレスポンスデータとテストの対象システムからのレスポンスデータが異なる処理の情報は、比較エラー情報ファイルにまとめて出力されます。
- 参考
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リプレイ実行(リプレイ形式のテスト)を実施するためには、事前に蓄積実行という処理を実行して、テストデータを作成しておく必要があります。