10.8.1 [ソーステキスト]画面
COBOLプログラムのソーステキストを表示する画面です。
[ソーステキスト]画面に表示するソーステキストは,コンパイラが翻訳したあとのソーステキストです。例えば,COPY文による登録集原文の展開や,REPLACE文による原始プログラムの置き換えが実行されたあとの内容になります。LISTING指令,条件翻訳によってコンパイラが無視する文も表示されます。
- [カバレージ]
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単体テストの実行で蓄積したカバレージ情報が,ソーステキストの左端に表示されます。C0メジャーとC1メジャーを実行する前の行と実行したあとの行を示します。
- [行番号]
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コンパイラが翻訳時に振り直した行番号です。
- [ソーステキスト]
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COBOLソースファイルの内容です。
- [中断点]
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設定した中断点の文キーワードに色が付きます。
[ソーステキスト]画面の操作
[ソーステキスト]画面は,[ソーステキスト]メニューで操作します。[ソーステキスト]メニューを次に示します。次に示すメニューは,ソーステキストを右クリックすると表示されるポップアップメニューからでも選択できます。
項目 |
機能 |
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検索 |
ソーステキストの文字列を検索します。 |
指定行の表示 |
行番号を指定すると,該当する行が表示されます。 |
コピー |
ソーステキスト内の文字列をコピーします。 ポップアップメニューだけで表示されるメニューです。 |
中断点の設定 |
中断点を設定します。 中断点を設定する文(節または段落名を含む)の文キーワードを選択してからメニューを選択してください。メニューを実行すると,選択した文(節または段落名を含む)の文キーワードに背景色が付き,[テスト設定]画面に[中断点]画面が表示されます。 |
中断点の解除 |
中断点を解除します。 中断点が設定された文(節または段落名を含む)の文キーワードを選択してからメニューを選択してください。 |
カバレージ情報のクリア |
カバレージ情報をクリアします。 |
COBOLエディタを開く |
テスト対象のCOBOLソースファイルをCOBOLエディタで開きます。 |
注意
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[ソーステキスト]画面上に表示されるカバレージ情報は,カバレージ情報リストファイル(coverage.cll)と次に示す違いがあります。
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PROCEDURE DIVISION,節,段落は,[ソーステキスト]画面上では,カバレージ情報の対象になります。
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条件分岐によって省略された部分は,[ソーステキスト]画面上では表示されません。
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次の個所で設定した環境変数の合計値が65,535バイトを超えると,COBOLエディタを開いたときに論理エラーになります。回避するには,不要な環境変数を削除してください。
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[新しくテストプロジェクトを作る]ダイアログ,[プロパティページ]または[COBOLソースファイルの設定]ダイアログで設定したコンパイラ環境変数
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[プロパティページ]で設定した実行時環境変数
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開発マネージャで設定したコンパイラ環境変数(開発マネージャから起動した場合)
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システムに設定した環境変数
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COBOLエディタで開くCOBOLソースファイルは,テスト対象としてテストプロジェクトに指定したCOBOLソースファイルです。そのとき,[ソーステキスト]画面で位置づいていた行には移動しません。
また,COPY文によって取り込んだ登録集原文をCOBOLエディタでは開けません。