1.2.2 プログラム修正後のデグレード有無を確認する
システムのエンハンスで,既存のCOBOLプログラム(.cbl)を修正することになったため,修正部分の検証と既存部分のデグレードを単体テストで確認する手順です。
作業の手順
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修正前のCOBOLプログラム(.cbl)に対応するテストプロジェクトを作成し,必要なテストケースとテストデータを設定します。
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修正後のテストで結果を自動判定できるように期待値を設定し,単体テストを実行します。
テストを繰り返して実行するときに,値を自動判定するように設定します。
期待値が不明な場合は,単体テストの実行後に結果の値を設定します。
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COBOLプログラム(.cbl)を修正します。
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単体テスト支援でCOBOLプログラム(.cbl)用のテストプロジェクトを表示し,ソースコードの再読み込み(COBOLソースファイルの解析)を実行して,プログラムの修正をテストプロジェクトへ取り込みます。
COBOLプログラム(.cbl)の修正で変更されたデータ項目があり,テストデータの変更が必要な場合は,その部分を修正します。
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単体テストを実行し,結果レポートを参照して,COBOLプログラム(.cbl)の動作が正しいかどうかを判断します。
結果の自動判定を設定しているため,判定結果はOKかNGかで判断できます。
正しくない場合は,ソースの修正またはテストデータを修正し,再度テスト実行します。
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カバレージレポートを参照して,COBOLプログラム(.cbl)のカバレージ率を確認します。
実行していない文があるときは,ソーステキスト画面で確認し,実行していない文が実行されるテストケースを追加し,再度テストします。
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すべてのテストを実施したことを確認します。
COBOLプログラム(.cbl)に対する修正部分の検証およびデグレードの確認が完了です。
一度テストプロジェクトを作成し,テストデータを設定すると,そのテストデータを繰り返し使用できるので,テスト実行の手間を低減できます。特に結果の自動判定を設定すると,結果がOKかNGかだけを確認するだけです。
COBOLソースファイルを修正した場合も,テストプロジェクトに再読み込み(COBOLソースファイルの解析)で反映させると,ソース修正部分以外のテストデータはそのまま利用できるため,エンハンス時にも単体テストの手間を大幅に低減できます。