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COBOL2002 Professional Tool Kit 単体テスト支援ガイド


12.1 コマンドの指定形式

cblutsコマンドの指定形式,および各項目とオプションについて説明します。

cblutsコマンドの指定形式を次に示します。

cbluts  ターゲット
        アクション
        アクションの引数
        動作などの指示
        プロジェクトファイルの指定

各項目の内容と指定の規則を次に示します。

項目

内容と指定の規則

ターゲット

テストケース,実行結果など,これから処理を行う対象です。

  • 必須項目です。

  • 1回の処理で,1種類の項目しか指定できません。

  • 同じものを複数指定してもエラーになりません。

  • 異なるターゲットを同時に指定した場合,すべて排他エラーになります。

アクション

追加,削除など,ターゲットに対して行う処理です。

  • 必須項目です。

  • 1回の処理で,1種類の項目しか指定できません。

  • 同じものを複数指定してもエラーになりません。

  • 異なるアクションを指定した場合,すべて排他エラーになります。

アクションの引数

インポートするCSVファイルパスなど,アクションを行う上で必要な引数です。

  • 必須項目,または任意項目です。

  • 指定できる内容,および必須か任意かは,ターゲットとアクションの組み合わせで決定します。

  • 同じオプションを複数指定した場合は,後から指定したものが有効になります。

動作などの指示

テストケース名が重複した場合にどうするかなど,アクション中の動作を指定します。

  • 任意項目です。

  • 指定できる内容は,ターゲットとアクションの組み合わせで決定します。

  • 同じオプションを複数指定した場合は,後から指定したものが有効になります。

プロジェクトファイルの指定

処理を行う対象のテストプロジェクトです。

  • 必須項目です。

  • 1回の処理で,1つのプロジェクトしか指定できません。

  • 同じオプションを複数指定した場合は,後から指定したものが有効になります。

各種別に属するオプションを次に示します。

種別

オプション名

用途

ターゲット

-Test

テスト実行を操作対象とする。

-TestCase

テストケースを操作対象とする。

-TestProject

プロジェクト情報を操作対象とする。

-TestResult

実行結果を操作対象とする。

アクション

-ClearCoverage

カバレージ情報をクリアする。

-Create

テストプロジェクトを新規作成する。

-Delete

テストケース,実行結果を削除する。

-DisplayCoverage

カバレージ情報を表示する。

-Export

CSVファイルなどを出力する。

-ExportTemplate

CSVのひな形をエクスポートする。

-Import

CSVファイルなどを取り込む。

-List

テストケースなどを一覧表示する。

-Run

テスト実行する。

アクションの引数

-InputPath

入力ファイルのフォルダパスまたはファイルパスを出力する。

-Name

テストケース名,実行結果名を指定する。

-All

削除などをするときに,すべてを対象にする。

-OutputPath

出力ファイルのフォルダパスまたはファイルパスを出力する。

-Source

COBOLソースファイルのパスを指定する。

動作などの指示

-Detail

実行結果の詳細を表示する。

-Force

強制的に処理を続行する。

-OverWrite

ファイルの出力で,すでに出力先のファイルがあったときに上書きする。

-Quiet

削除系などの操作で,処理を続行してよいかの確認を抑止する。

-Recursive

テストケースのインポートで,サブフォルダも含めて,インポートする。

-Rename

テストケースCSVのインポートで名前が重複したとき,別名でインポートする。

-Skip

テストケースCSVのインポート/エクスポート,プロジェクト情報ファイルの出力で名前が重複したとき,当該ファイルの入出力をスキップする。

プロジェクトファイルの指定

-Project

対象とするテストプロジェクトを指定する。

注意事項を次に示します。