12.1 コマンドの指定形式
cblutsコマンドの指定形式,および各項目とオプションについて説明します。
cblutsコマンドの指定形式を次に示します。
cbluts ターゲット アクション アクションの引数 動作などの指示 プロジェクトファイルの指定
各項目の内容と指定の規則を次に示します。
項目 |
内容と指定の規則 |
---|---|
ターゲット |
テストケース,実行結果など,これから処理を行う対象です。
|
アクション |
追加,削除など,ターゲットに対して行う処理です。
|
アクションの引数 |
インポートするCSVファイルパスなど,アクションを行う上で必要な引数です。
|
動作などの指示 |
テストケース名が重複した場合にどうするかなど,アクション中の動作を指定します。
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プロジェクトファイルの指定 |
処理を行う対象のテストプロジェクトです。
|
各種別に属するオプションを次に示します。
種別 |
オプション名 |
用途 |
---|---|---|
ターゲット |
-Test |
テスト実行を操作対象とする。 |
-TestCase |
テストケースを操作対象とする。 |
|
-TestProject |
プロジェクト情報を操作対象とする。 |
|
-TestResult |
実行結果を操作対象とする。 |
|
アクション |
-ClearCoverage |
カバレージ情報をクリアする。 |
-Create |
テストプロジェクトを新規作成する。 |
|
-Delete |
テストケース,実行結果を削除する。 |
|
-DisplayCoverage |
カバレージ情報を表示する。 |
|
-Export |
CSVファイルなどを出力する。 |
|
-ExportTemplate |
CSVのひな形をエクスポートする。 |
|
-Import |
CSVファイルなどを取り込む。 |
|
-List |
テストケースなどを一覧表示する。 |
|
-Run |
テスト実行する。 |
|
アクションの引数 |
-InputPath |
入力ファイルのフォルダパスまたはファイルパスを出力する。 |
-Name |
テストケース名,実行結果名を指定する。 |
|
-All |
削除などをするときに,すべてを対象にする。 |
|
-OutputPath |
出力ファイルのフォルダパスまたはファイルパスを出力する。 |
|
-Source |
COBOLソースファイルのパスを指定する。 |
|
動作などの指示 |
-Detail |
実行結果の詳細を表示する。 |
-Force |
強制的に処理を続行する。 |
|
-OverWrite |
ファイルの出力で,すでに出力先のファイルがあったときに上書きする。 |
|
-Quiet |
削除系などの操作で,処理を続行してよいかの確認を抑止する。 |
|
-Recursive |
テストケースのインポートで,サブフォルダも含めて,インポートする。 |
|
-Rename |
テストケースCSVのインポートで名前が重複したとき,別名でインポートする。 |
|
-Skip |
テストケースCSVのインポート/エクスポート,プロジェクト情報ファイルの出力で名前が重複したとき,当該ファイルの入出力をスキップする。 |
|
プロジェクトファイルの指定 |
-Project |
対象とするテストプロジェクトを指定する。 |
注意事項を次に示します。
-
cblutsコマンドのオプションは,大文字と小文字を区別しません。
-
「-Name テストケース名」など,オプションとその引数の順番を除いて,オプションは順不同で指定できます。
-
cblutsコマンドに指定するオプションは,1つ以上の半角空白またはタブで区切って指定してください。
-
テストケース名,実行結果名,およびパスをコマンドに指定する場合,それらに空白やコマンドプロンプト上での特殊文字が含まれるときは,引用符(")で囲む必要があります。
コマンドプロンプト上での特殊文字については,OSのヘルプを参照してください。
また,引用符(")を含むときは,引用符(")で囲んで上で,「""」のように2つ並べて書くか,または「¥"」のように引用符(")の前に「¥」記号を挿入してください。
指定したい文字列
指定のしかた
testcase△1
"testcase△1"
result*1
"result*1"
result"1
"result""1"または"result¥"1"
- (凡例)
-
△:半角空白
-
テストケースの削除など,幾つかの操作では,処理を続行してよいかどうかの問い合わせが発生します。問い合わせに対しては,内容に応じて次のどちらかを指定する必要があります。
- 処理してよい:
-
「y」または「Y」
- 処理をやめる:
-
「n」または「N」
上記以外の文字列,例えば「YES」,「△Y(△は半角空白)」,全角の「Y」などは指定できません。
-Quietオプションを指定することで問い合わせを抑止できます。