10.1　［新しいテストプロジェクトを作る］ダイアログ

新規でテストプロジェクトを作成するときに表示されるダイアログです。

［新しいテストプロジェクトを作る］ダイアログは，次に示す操作で表示されます。

• ［ファイル］−［新しいテストプロジェクトを作る］を選択

• ［スタートページ］の［新しいテストプロジェクトを作る］ボタンをクリック

  

［テストプロジェクト名］

テストプロジェクトの名前を指定します。

［COBOLソースファイル］

テストの対象とするCOBOLソースファイルの絶対パス名を指定します。

［テスト対象プログラムの種類］

テスト対象プログラムの呼び出し方法を次のどれかから選択します。

• 主プログラム（-Main,System）

• 主プログラム（-Main,V3）

• 副プログラム

［テストプロジェクト作業フォルダ］

テストプロジェクトを作成するフォルダの絶対パス名を指定します。

［コンパイラオプション］

テスト対象のCOBOLソースファイルをコンパイルするときのオプションを指定します。複数のオプションを指定する場合は，空白で区切ります。

［コンパイラ環境変数］

テスト対象のCOBOLソースファイルをコンパイルするときの環境変数を指定します。

環境変数は名前と値の間にイコール（=）を入れて指定します。複数の環境変数を指定するときは，改行で区切ります。次の場合は，何も設定されません。

• 空行を指定した場合

• イコール（=）を指定しなかった場合

• イコール（=）の前に何も指定しなかった場合

イコール（=）の後ろに何も指定しなかった場合は，空の値が設定されます。

同じ名前の環境変数を複数指定したときは，最後に指定した値が有効になります。

環境変数CBLXXX，CBLYYY，CBLZZZにそれぞれ値を設定する例を次に示します。

CBLXXX=DATA1
CBLYYY=DATA2
CBLZZZ=DATA3

テスト対象がCOPY文で登録集原文を複写している場合は，環境変数CBLLIBを必ず指定してください。

［作成］ボタン

クリックすると，設定した内容でテストプロジェクトが作成されます。

［キャンセル］ボタン

クリックすると，［新しいテストプロジェクトを作る］ダイアログが閉じられます。

注意

• 1つのテストプロジェクト作業フォルダに2つ以上のテストプロジェクトファイルを格納できません。テストプロジェクト作業フォルダは，1つのテストプロジェクトに1つになるように指定してください。すでにテストプロジェクトファイルが存在するフォルダをテストプロジェクト作業フォルダに指定した場合はエラーになります。

• 指定したテストプロジェクト作業フォルダが存在しない場合は，作成されます。

• テストプロジェクトを作成すると，COBOLソースファイルが解析されます。解析でエラーになると，テストケースは作成されません。［メッセージ］画面でエラーメッセージを確認し，エラーの個所を修正してください。

  • COBOLソースファイルの内容に問題があるときは，［ソーステキスト］メニューの［COBOLエディタを開く］を選択して，COBOLエディタを開きます。COBOLソースファイルを修正して［プロジェクト］メニューの［COBOLソースファイルの解析］を選択します。

  • コンパイラオプションまたはコンパイラ環境変数に問題があるときは，［プロジェクト］−［プロパティページを表示］メニューを選択し，［プロパティページ］を開きます。［プロパティページ］の［変更］ボタンをクリックし，［COBOLソースファイルの設定］ダイアログを表示して修正したあと，［COBOLソースファイルの解析］ボタンをクリックします。

• テスト対象のCOBOLソースファイルに複数の翻訳単位が含まれている場合，テストプロジェクトの生成後にテスト対象のプログラムを選択するダイアログが表示されます。単体テストを実行したいプログラムを選択できるのはテストプロジェクト生成直後だけなので，別のプログラムを単体テストの対象にする場合には，新しくテストプロジェクトを作成してください。

• コンパイラオプションに指定できるのは，ccbl2002コマンドのコンパイラオプションだけです。ファイル名は，コンパイラオプションの引数としてだけ指定できます。オプションの引数でなく，コンパイルの対象としてファイル名を指定した場合の動作は保証しません。

• コンパイラ環境変数CBLPIDIRは指定しないでください。指定した場合の動作は保証しません。

• ［新しいテストプロジェクトを作る］ダイアログで指定するコンパイラオプションとコンパイラ環境変数は，COBOLソースファイルの解析で使用します。COBOLソースファイルの解析では，自動的にコンパイラオプションまたはコンパイラ環境変数を追加することがあります。追加するコンパイラオプションについては，「5.2　COBOLソースファイルを解析する」を参照してください。

• テストプロジェクト名には，次に示す文字は使用できません。使用するとエラーになって，テストプロジェクトは作成されません。

  「/」，「>」，「<」，「?」，「:」，「"」，「¥」，「*」，「|」

• 次の個所で設定した環境変数の合計値が65,535バイトを超えると，新しくテストプロジェクトを作るときに論理エラーになります。回避するには，不要な環境変数を削除してください。

  • ［コンパイラ環境変数］テキストボックス

  • システムに設定した環境変数

• テストプロジェクト名に「-」（ハイフン）で始まる名前を指定しないでください。指定した場合，テスト実行時にエラーになります。エラーになった場合，テストプロジェクトを閉じ，テストプロジェクトファイルのファイル名を「-」（ハイフン）で始まらない名前に変更してからテストプロジェクトを開き直してください。

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