6.3 カバレージレポートを参照する
カバレージレポートの参照方法の説明です。
カバレージレポートには,単体テストを実行したときのカバレージ情報が表示されます。
作業の前に確認すること
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テストケースを実行し,テスト実行結果が作成されている。
作業の手順
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[テストプロジェクト]画面の[テスト実行結果]の下にあるタグ(デフォルトでは[Result_yyyymmdd_hhmmss])−[カバレージレポート]をダブルクリックします。
[カバレージレポート]画面が表示されます。
注意
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単体テスト支援では,テストプロジェクト単位でカバレージ情報を生成します。
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カバレージレポートは,単体テストを実行した時点でのカバレージ情報が表示されます。このため,カバレージ情報をクリアしても,カバレージレポートとその内容は更新されません。
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カバレージ情報の対象となる文がCOBOLプログラムに含まれないときは,C0メジャー,C1メジャー,S1メジャーの数値には「---」が表示されます。
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[ソーステキスト]画面上に表示されるカバレージ対象の行は,エビデンスのカバレージ情報リストファイルの内容と一部違いがあるため,[ソーステキスト]画面上ではすべてカバレージ蓄積済みであってもカバレージレポートでは100%になっていなかったり,[ソーステキスト]画面上ではカバレージ対象の行があってもカバレージレポートでは「---」と表示されたりする場合があります。
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ソーステキストに表示されるカバレージ情報は,カバレージ情報リストファイル(coverage.cll)とは次の違いがあります。
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PROCEDURE DIVISION,節,段落は,ソーステキスト上では,カバレージ情報の対象になります。
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条件分岐で省略された部分は,ソーステキスト上には表示されません。
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次の個所で設定した環境変数の合計値が65,535バイトを超えると,COBOLエディタを開いたときに論理エラーになります。回避するには,不要な環境変数を削除してください。
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[新しくテストプロジェクトを作る]ダイアログ,[プロパティページ]または[COBOLソースファイルの設定]ダイアログで設定したコンパイラ環境変数
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[プロパティページ]で設定した実行時環境変数
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開発マネージャで設定したコンパイラ環境変数(開発マネージャから起動した場合)
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システムに設定した環境変数
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COBOLエディタで開くCOBOLソースファイルは,テスト対象としてテストプロジェクトに指定したCOBOLソースファイルです。COBOLエディタでは,[ソーステキスト]画面で位置づいていた行には移動しません。また,COPY文で取り込んだ登録集原文はCOBOLエディタでは開けません。
関連項目