3.1.1 現在のプロジェクトの動作環境を設定する
開発マネージャで開いているプロジェクトのデータ影響波及分析用データベースを作成する場合,開発マネージャの[プロジェクト設定]ダイアログで動作環境を設定します。
作業の前に確認すること
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DBユティリティで組み込みデータベースのセットアップが完了している。
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ODBCデータソースの設定を完了している。
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データ領域を決定している。
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サブシステム名を決定している。
作業の手順
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開発マネージャでプロジェクトマスタを開き,[プロジェクト]−[プロジェクトの設定]メニューを選択します。
[プロジェクト設定]ダイアログが表示されます。
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[プロジェクト設定]ダイアログの[データ影響波及分析]タブを選択します。
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次に示す項目を設定します。
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データ影響波及分析用データベースを作成する
ビルド時(ビルド,リビルド,クイックビルド,コンパイル)にデータ影響波及分析用データベースを作成する場合にチェックボックスをオンにします。ビルドを実行してもデータ影響波及分析用データベースを更新しない設定にする場合は,チェックボックスをオフにします。
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データ領域番号の指定(1〜5)
データ領域番号を指定する場合にチェックボックスをオンにします。
チェックするとエディットボックスが表示されます。エディットボックスに,データ領域番号として1〜5の数値を半角数字で指定します。1〜5以外を指定した場合はエラーメッセージが表示されます。
この項目を指定しなかった場合,データベース作成時に次のデータ領域番号が仮定されます。
・サブシステム名がデータベースに存在しない場合は「1」
・サブシステム名がデータベースに存在する場合は,サブシステムが登録されているデータ領域番号
- 注意事項
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すでにデータ領域にサブシステムが存在する場合に,データ領域番号を変更すると,そのままビルド(データベースを作成)してもエラーとなるため,次の点に注意が必要です。
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サブシステムが存在していて,データ領域を変更したい場合は,cbldraコマンドで変更前のデータ領域にあるサブシステムを削除する必要があります。
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サブシステムが存在していて,データを残しておきたい場合は,データ領域と併せてサブシステム名も変更する必要があります。
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データを移行した場合,データ領域番号は「1」に移行されます。データ領域番号を変更したい場合は,上記1または2のどちらかの対応をする必要があります。
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チェックを解除した場合は,サブシステムが登録されているデータ領域番号が仮定されるため,そのまま操作を続行して問題ありません。
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サブシステムが存在しない(新規作成時など)場合は,特に問題はありません。
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サブシステム名の指定
データ影響波及分析用データベースに格納するときに使用するサブシステム名に任意の名称を指定する場合,またはほかのプロジェクトマスタのプロジェクト名と重複しないようにサブシステム名を変更する場合にチェックボックスをオンにします。
チェックボックスをオンにすると,エディットボックスが表示されます。エディットボックスに任意のサブシステム名を指定します。プロジェクトマスタ名に指定できない文字列「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」「@」「;」,半角空白,全角空白,タブは指定できません。
エディットボックスのサブシステム名を削除して指定すると,初期値または前回指定したサブシステム名が仮定されます。
なお,エディットボックスには,初期値としてプロジェクトマスタ名の先頭30バイト文字が仮定されます。プロジェクトマスタ名中の「;」,半角空白,全角空白,タブは,「_」に置き換わります。
サブシステム名には,「-」(ハイフン)で始まる名称を指定できません。
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一意名呼び出し対応付けファイルの指定
通常,一意名の呼び出し先は,COBOLプログラムの解析時にデータ影響波及分析が自動で検出しますが,COBOLプログラムの処理によっては,一意名の呼び出し先を認識できません。一意名の呼び出し先を認識できないことを示す警告メッセージが出力された場合は,一意名呼び出し対応付けファイル(.idc)を作成し,指定してください。
一意名呼び出し対応付けファイル(.idc)を指定する場合にチェックボックスをオンにします。チェックボックスをオンにすると,エディットボックスと[参照]ボタンが表示されます。エディットボックスで指定する場合は,一意名呼び出し対応付けファイルの絶対パスを指定します。
一意名呼び出し対応付けファイルについては,「付録A.2 一意名呼び出し対応付けファイル」を参照してください。
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設定が完了したら,[プロジェクト設定]ダイアログの[OK]ボタンをクリックし,ダイアログを閉じます。
次の作業
どちらかを実行します。