10.10.1 COBOLソース解析の環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)の説明
COBOLソース解析の動作環境をカスタマイズする環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)の説明です。
以降に示すそれぞれのセクションを変更すると,COBOLソース解析の動作環境をカスタマイズできます。無効な値を指定すると,デフォルト値が仮定されます。
- 注意事項
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環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)は,次のフォルダに格納されています。
COBOL2002 Professional Tool Kitのインストール先フォルダ\Bin
環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)を変更するときは,元の状態に戻せるように,バックアップを取得しておくことをお勧めします。
- 接続データベース情報:DataBaseセクション
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接続先のデータベースに関する設定です。
- 接続先ODBCデータソース名:ODBCDSNパラメータ
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接続先のODBCデータソース名です。この項目は変更しないでください。
デフォルト値:COBOL2002ToolKitDB
- 解析ログ情報:ANALYZERLOGFILEセクション
-
解析ログの設定です。
- 解析ログの出力有無:LOGOUTPUTパラメータ
-
解析ログを出力するかどうかを「YES」もしくは「NO」,または「Y」もしくは「N」で示します。
デフォルト値:YES
- 解析ログの出力先フォルダ:LOGFOLDERパラメータ
-
解析ログの出力先フォルダです。絶対パス名で示します。
デフォルト値:%TEMP%
- 解析ログの最大サイズ(MB):LOGMAXSIZEパラメータ
-
解析ログの最大サイズです。1〜512の範囲の数値(単位はMB)で示します。
デフォルト値:30
- 操作ログ情報:OPERATIONLOGFILEセクション
-
操作ログの設定です。
- 操作ログの出力有無:LOGOUTPUTパラメータ
-
操作ログを出力するかどうかを「YES」もしくは「NO」,または「Y」もしくは「N」で示します。
デフォルト値:YES
- 操作ログの出力先フォルダ:LOGFOLDERパラメータ
-
操作ログの出力先フォルダです。絶対パス名で示します。
デフォルト値:%TEMP%
- 操作ログの最大サイズ(MB):LOGMAXSIZEパラメータ
-
操作ログの最大サイズです。1〜512の範囲の数値(単位はMB)で示します。
デフォルト値:30
- 分布情報一覧:DISTRIBUTEセクション名セクション
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分布情報一覧の範囲です。この値を変更すると,分布一覧の棒グラフの表示をカスタマイズできます。セクション名に指定するセクション名と意味を次に示します。
セクション名
意味
DISTRIBUTELINESTEP
行数の分布
DISTRIBUTEDATA
記述項数の分布
DISTRIBUTEEXECUTESTATEMENT
実行文の数の分布
DISTRIBUTEBRANCHSTATEMENT
分岐の数の分布
DISTRIBUTESECTION
節数の分布
DISTRIBUTEPARAGRAPH
段落数の分布
DISTRIBUTECALLERSTATEMENT
呼び出し元プログラム数の分布
DISTRIBUTECALLSTATEMENT
呼び出し先プログラム数の分布
- 分布範囲指定:RANGE分布情報の範囲パラメータ
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分布情報の範囲を,RANGE01〜RANGE10の間でそれぞれ,最小値と最大値をコンマ「,」で区切って指定します。0以上の半角数字を指定してください。RANGE10の最大値は省略でき,指定の有無に関係なく「上限なし(無限大)」の扱いとなります。
分布情報セクション全体またはRANGE01〜RANGE10パラメータをすべて省略した場合は,デフォルト値を仮定します。デフォルト値は,各分布情報によって異なります。環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)の初期値を参照してください。なお,RANGE01〜RANGE10パラメータを部分的に省略することはできません。
- プログラム呼出関係CSV:PROGRAMCALLCSVセクション
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プログラム呼出関係CSVの指定です。
- プログラム呼び出し最大階層:CALLDEPTHMAXパラメータ
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プログラム呼び出しの最大階層を0〜2000の範囲で指定します。
デフォルト値:255
範囲外および数値以外を指定した場合には,デフォルト値となります。
注意
プログラム呼び出し最大階層を超えるCOBOLソースファイルで,プログラム呼出関係CSVを出力した場合,操作ログにエラーが出力されます。
インストール直後のCBLANALYZER.INIファイルの内容
: ; 接続データベース情報 [DATABASE] ; 接続先ODBCデータソース名 ODBCDSN=COBOL2002ToolKitDB ; 解析ログ情報(COBOLAnalyzeLog.tag) [ANALYZERLOGFILE] ; 解析ログの出力有無(YES/NO) LOGOUTPUT=YES ; 解析ログの出力先フォルダ LOGFOLDER=%TEMP% ; 解析ログの最大サイズ(MB) LOGMAXSIZE=30 ; 操作ログ情報(COBOLControlLog.txt) [OPERATIONLOGFILE] ; 操作ログの出力有無(YES/NO) LOGOUTPUT=YES ; 操作ログの出力先フォルダ LOGFOLDER=%TEMP% ; 操作ログの最大サイズ(MB) LOGMAXSIZE=30 ; 分布情報一覧 - 行数の分布 [DISTRIBUTELINESTEP] RANGE01=0,200 RANGE02=201,500 RANGE03=501,1000 RANGE04=1001,1500 RANGE05=1501,2000 RANGE06=2001,3000 RANGE07=3001,5000 RANGE08=5001,7000 RANGE09=7001,10000 RANGE10=10001, ; 分布情報一覧 - 記述項数の分布 [DISTRIBUTEDATA] RANGE01=0,200 RANGE02=201,500 RANGE03=501,1000 RANGE04=1001,2000 RANGE05=2001,3000 RANGE06=3001,5000 RANGE07=5001,7000 RANGE08=7001,10000 RANGE09=10001,20000 RANGE10=20001, ; 分布情報一覧 - 実行文の数の分布 [DISTRIBUTEEXECUTESTATEMENT] RANGE01=0,20 RANGE02=21,50 RANGE03=51,100 RANGE04=101,200 RANGE05=201,500 RANGE06=501,1000 RANGE07=1001,1500 RANGE08=1501,2000 RANGE09=2001,3000 RANGE10=3001, ; 分布情報一覧 - 分岐の数の分布 [DISTRIBUTEBRANCHSTATEMENT] RANGE01=0,2 RANGE02=3,5 RANGE03=6,10 RANGE04=11,20 RANGE05=21,50 RANGE06=51,100 RANGE07=101,200 RANGE08=201,500 RANGE09=501,1000 RANGE10=1001, ; 分布情報一覧 - 節数の分布 [DISTRIBUTESECTION] RANGE01=0,1 RANGE02=2,3 RANGE03=4,5 RANGE04=6,10 RANGE05=11,20 RANGE06=21,30 RANGE07=31,50 RANGE08=51,70 RANGE09=71,100 RANGE10=101, ; 分布情報一覧 - 段落数の分布 [DISTRIBUTEPARAGRAPH] RANGE01=0,5 RANGE02=6,10 RANGE03=11,20 RANGE04=21,30 RANGE05=31,50 RANGE06=51,70 RANGE07=71,100 RANGE08=101,140 RANGE09=141,200 RANGE10=201, ; 分布情報一覧 - 呼出元プログラム数の分布 [DISTRIBUTECALLERSTATEMENT] RANGE01=0,0 RANGE02=1,1 RANGE03=2,3 RANGE04=4,5 RANGE05=6,7 RANGE06=8,10 RANGE07=11,15 RANGE08=16,30 RANGE09=31,50 RANGE10=51, ; 分布情報一覧 - 呼出先プログラム数の分布 [DISTRIBUTECALLSTATEMENT] RANGE01=0,0 RANGE02=1,1 RANGE03=2,3 RANGE04=4,5 RANGE05=6,7 RANGE06=8,10 RANGE07=11,15 RANGE08=16,30 RANGE09=31,50 RANGE10=51, ; プログラム呼出関係CSV [PROGRAMCALLCSV] ; プログラム呼び出し最大階層(0 - 2000) CALLDEPTHMAX=255