6.1.1 コンパイル
ccbl2002コマンドでコンパイルを実行して,オブジェクトファイル(.o)を生成します。
- 〈この項の構成〉
(1) コンパイルに必要な環境変数の設定
XML対応COBOLプログラムをコンパイルする場合は,次に示す環境変数を設定しておく必要があります。
-
ccbl2002コマンドの格納パスを設定します。次の値を指定してください。
COBOL2002のインストールディレクトリ/bin
-
XMLステータス定義(登録集原文CBLXMLRC.cbl)の格納パスを設定します。次の値を指定してください。
COBOL2002のインストールディレクトリ/copy
XMLステータス定義の詳細については,「4.4 XMLアクセス用ステータス定義」を参照してください。
- 指定例
-
sh(Bシェル)の場合
- (AIX(32),Linux(x86)の場合)
CBLLIB=/opt/HILNGcbl2k/copy export CBLLIB
- (AIX(64),Linux(x64)の場合)
CBLLIB=/opt/HILNGcbl2k64/copy export CBLLIB
(2) コンパイルの指定例
コンパイルの指定例を次に示します。
- 指定例
-
- (AIXの場合)
ccbl2002 -Compile,NoLink -Main,System mainprog.cbl subprog.cbl
- (Linuxの場合)
ccbl2002 -Compile,NoLink -UniObjGen -Main,System mainprog.cbl subprog.cbl
- mainprog.cbl
-
作成したCOBOL主プログラムファイルの名称です。
- subprog.cbl
-
cblxmlコマンドによって生成されたCOBOL副プログラムファイル(XMLアクセスルーチン)の名称です。
- 注意事項
-
XML連携機能が生成するCOBOLソースプログラムをコンパイルする場合,ccbl2002コマンドに次のオプションを指定できません。指定した場合,動作は保証しません。
-SimMain -Bin1Byte -EquivRule,NotAny -EquivRule,NotExtend -EquivRule,StdCode -V3Rec,Fixed -V3Rec,Variable -V3RecFCSpace -JPN,Alnum -JPN,V3JPN -JPN,V3JPNSpace -CompatiV3 -VOSCBL,OccursKey -VOSCBL,ReportControl -VOSCBL,DataComm -VOSCBL,RedefinesData -VOSCBL,AssignDataToDevice -VOSCBL,EvaluateWhenOther -DigitsTrunc -V3Spec -V3Spec,CopyEased -LowerAsUpper