2.1.1 DTDの有無とXMLドキュメントの種類
XMLドキュメントは,対応するDTDが定義されているかどうかによって,次の2種類に分類されます。
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正しい形式のXMLドキュメント(well-formed XML document)
XMLとしてのドキュメント形式(要素の親子関係,タグの記述など)が正しいXMLドキュメントを指します。DTDの有無は問いません。
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妥当なXMLドキュメント(valid XML document)
正しい形式のXMLドキュメントであり,かつDTDが定義されているXMLドキュメントを指します。
XML連携機能では,COBOLプログラムからアクセスしたいXMLドキュメントの構造を参照するためにDTDを利用します。アクセス対象となるXMLドキュメントは,DTDに対して妥当なXMLドキュメントである必要があります。
アクセス対象となるXMLドキュメントは,XMLドキュメントが正しい形式であるための制約(well-formedness constraint)を満たすために必要な場合を除き,DTDを含んでいてもいなくてもかまいません。ただし,入力XMLドキュメントの妥当性をチェックする場合は,アクセス対象となるXMLドキュメントにDTDがなければなりません。入力XMLドキュメントの妥当性チェック機能については,「7.2.8 入力XMLドキュメントの妥当性チェック機能」を参照してください。