COBOL2002 XML連携機能ガイド


付録D.2 実体参照

入力するXMLドキュメントのDTDにENTITY宣言がある場合,宣言した実体参照を表D-3に従って入力してください。

表D‒3 XMLドキュメント入力時の実体参照

対応づけた項目

verbatim指定なし,またはverbatim="no"

verbatim="yes"指定あり

要素

変換した実体が入力される

変換しないで入力する

属性

変換した実体が入力される

変換した実体が入力される

verbatim属性の指定なしで対応づけた場合の,実体参照"&xxx;"の入力例を次に示します。

(入力されるXMLドキュメントの例)
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
 
<!DOCTYPE table [
  <!ELEMENT table (item1, item2)>
  <!ELEMENT item1 (#PCDATA)>
   <!ELEMENT item2 (#PCDATA)>
   <!ENTITY  xxx "AAA">
]>
<table>
  <item1>a&xxx;b</item1>
  <item2>abc</item2>
</table>
表D‒4 COBOLデータ項目の入力値

COBOLデータ項目

入力値

01 item1 PIC X(10)

aAAAb

01 item2 PIC X(10)

abc

注意事項
  • 実体参照を入力する場合,type属性値に"alphanumeric"を指定しなければなりません。その他のtype属性値を指定した場合,動作は保証しません。

  • XMLドキュメント出力時に実体参照で定義した名称は,実体参照に変換されません。