COBOL2002 XML連携機能ガイド


付録B XML連携機能,XML連携機能の実行ライブラリで使用するファイル

使用するファイルの一覧を表B-1に示します。

表B‒1 XML連携機能,XML連携機能の実行ライブラリで使用するファイル

ファイル種別

拡張子

内容

出力元

入力先

共用ライブラリ

.so※1

.sl※1

.a※4

オブジェクトプログラムのライブラリを格納するファイル。

リンカ

DLLファイル

.dll※2

DLL(ダイナミックリンクライブラリ)を格納するファイル。

リンカ

ライブラリファイル

.lib

インポートライブラリファイル。

リンカ

COBOLソースファイル

.cblほか※3

COBOL原始プログラムを格納するファイル。

コンパイラ

XMLアクセス用データ定義

.cbl

XMLドキュメントへのアクセスに必要なCOBOLのデータ定義を格納するファイル。

拡張子は.cblでなければならない。

cblxml

コンパイラ

XMLアクセス用ステータス定義

.cbl

XMLアクセスルーチンのステータス名称を定義する登録集原文。

コンパイラ

XMLアクセスルーチン

.cbl

XMLドキュメントにアクセスするCOBOL副プログラムを格納するファイル。

拡張子は.cblでなければならない。

cblxml

コンパイラ

カタログファイル

.cxc

公開識別子とファイルの対応づけを定義するファイル。

拡張子は.cxcでなければならない。

cblxml,実行時

データ定義ファイル(DDFファイル)

.cxd

COBOLプログラムからアクセスするXMLドキュメント中の要素と,COBOLデータ項目との対応づけを指定するファイル。

拡張子は.cxdでなければならない。

cblxml

外部DTDファイル

.xml

DTDのDOCTYPE宣言の実体を記述したファイル。

cblxml

オブジェクトファイル

.o※1

.obj※2

コンパイルの結果であるオブジェクトプログラムを格納するファイル。

コンパイラ

リンカ

文書型定義ファイル(DTDファイル)

.xml

.dtd※2

XMLドキュメントで使用するマークづけ要素と要素の構成を定義するファイル。

拡張子は.xmlまたは.dtdでなければならない。

cblxml

XMLドキュメント

.xml

XML対応COBOLプログラムのアクセス対象となるXMLファイル。

実行時

実行時

実行可能ファイル

.exe

コンパイル,リンクをして実行可能になったプログラムを格納するファイル。

リンカ

(凡例)

−:該当しない。

出力元,入力先の欄の略称の意味は次のとおりです。

cblxml:cblxmlコマンド

コンパイラ:COBOL2002コンパイラ(ccbl2002コマンド)

リンカ:リンカ(AIXの場合xlCコマンド,Linuxの場合g++コマンド,Windowsの場合LINKコマンド)

実行時:XMLアクセス用実行時ライブラリ

注※1

UNIXの場合だけで有効

注※2

Windowsの場合だけで有効

注※3

目的に応じて次の拡張子を使用します。

  • 固定形式正書法で書かれた原始プログラムをコンパイルする場合

    .cbl,.cob,.ocb,またはCOBOLの環境変数CBLFIXで指定した拡張子

  • 自由形式正書法で書かれた原始プログラムをコンパイルする場合

    .cbf,.ocf,またはCOBOLの環境変数CBLFREEで指定した拡張子

注※4

AIXの場合だけで有効