リンケージ

オブジェクトファイルとXML連携機能の実行時ライブラリを，リンカ（AIXの場合はxlCコマンド，Linuxの場合はg++コマンド）でリンクします。なお，Linux(x86)の場合，x64向けLinux環境では，32bitアプリケーションとしてリンクするために，-m32オプションの指定が必要です。

[図データ]

＜この項の構成＞: (1)　一般的なリンケージ; (2)　テストデバッグ機能を使用する場合のリンケージ

(1)　一般的なリンケージ

指定例

（AIX(32)の場合）

xlC -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -L/opt/HILNGcbl2k/lib
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm

（AIX(64)の場合）

xlC -q64 -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -L/opt/HILNGcbl2k64/lib
    -lcblxmlrt64 -lcbl2k64 -lcbl2kml64 -lm

（Linux(x86)の場合）

g++ -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm -ldl

（Linux(x86)の場合（x64向けLinux環境））

g++ -m32 -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm -ldl

（Linux(x64)の場合）

g++ -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm -ldl

引数

-o mainprog: 作成する実行可能ファイルの名称です。

-lcblxmlrt: XMLアクセス用実行時ライブラリのリンケージ指定です。

-lcbl2k -lcbl2kml: COBOL2002実行時ライブラリのリンケージ指定です。

-lm: 数学ライブラリのリンケージ指定です。

(2)　テストデバッグ機能を使用する場合のリンケージ

-TDInf，-CVInf，-TestCmd,Full，または-TestCmd,Simオプションを指定して作成したオブジェクトファイルをリンケージするとき，AIXでは，COBOL2002テストデバッガのライブラリを指定しないでください。また，Linuxでは，COBOL2002テストデバッガのライブラリを指定しないで，「-ldl」オプションを指定してください。

指定例

（AIX(32)の場合）

xlC -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -L/opt/HILNGcbl2k/lib
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm

（AIX(64)の場合）

xlC -q64 -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -L/opt/HILNGcbl2k64/lib
    -lcblxmlrt64 -lcbl2k64 -lcbl2kml64 -lm

（Linux(x86)の場合）

g++ -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm -ldl

（Linux(x86)の場合（x64向けLinux環境））

g++ -m32 -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm -ldl

（Linux(x64)の場合）

g++ -o mainprog mainprog.o subprog.o
    -lcblxmlrt -lcbl2k -lcbl2kml -lm -ldl

6.1.2 リンケージ

(1) 一般的なリンケージ

(2) テストデバッグ機能を使用する場合のリンケージ

6.1.2　リンケージ

(1)　一般的なリンケージ

(2)　テストデバッグ機能を使用する場合のリンケージ