8.2.2 CBLAccessクラス
CBLAccessクラスのメソッドについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) COBOL呼び出し
(a) JavaBean対応callCOBOLメソッド
- [callCOBOLメソッド]
public int callCOBOL() throws J2CBException
パラメタ:なし
- 戻り値:COBOLエラーレベル
-
0:正常
-1:COBOLエラー以外
1:COBOL実行時エラー Iレベルエラーメッセージ出力
2:COBOL実行時エラー Wレベルエラーメッセージ出力
- 例外:J2CBException - 例外情報の取得
-
詳細は「8.3 J2CBExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(b) EJB対応callCOBOLメソッド
- [callCOBOLメソッド]
public int callCOBOL() throws RemoteException,Exception
パラメタ:なし
- 戻り値:COBOLエラーレベル
-
0:正常
-1:COBOLエラー以外
1:COBOL実行時エラー Iレベルエラーメッセージ出力
2:COBOL実行時エラー Wレベルエラーメッセージ出力
- 例外:RemoteException,Exception - 例外情報の取得
-
詳細は,「8.4 EJB用ExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(2) 引数データの設定
(a) JavaBean対応setXxxメソッド
- [setXxxメソッド]
public void setXxx(Object val [ , int dim1 { , int dim2 } ... ] ) throws J2CBException
-
メソッド名setXxxのXxxは,設定するデータ項目のデータ名を表します。
例)02 WK-DATANAME PIC X(10). と定義されたデータが引数にある場合,
public void setWk_dataname(Object val) throws J2CBException
というsetterになります。
setterを呼び出してデータ項目に値を設定する場合,データ項目に対応するデータ属性のパラメタvalを指定してください。データ項目の対応は,「表2‒2 各データ項目に対応する表示文字列」を参照してください。
-
[ , int dim1 { , int dim2 } ... ]は,OCCURS句による繰り返しがあることを表します。
Dimは次元の個数分作成されます。
例)2次元の文字データが引数にある場合,
public void setWk_dataname(Object val, int dim1, int dim2) throws J2CBException
というsetterになります。
- パラメタ:
-
val:設定するデータオブジェクト
dim1,dim2...:(添字が必要な場合の)各次元の添字
戻り値:なし
例外:J2CBException - 例外情報の取得
-
詳細は「8.3 J2CBExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(b) EJB対応setXxxメソッド
- [setXxxメソッド]
public void setXxx(String※ val [ , int dim1 { , int dim2 } ... ] ) throws RemoteException,Exception
注※ マッピングするJavaでのデータ属性で生成される。
-
メソッド名setXxxのXxxは,設定するデータ項目のデータ名を表します。また,[ , int dim1 { , int dim2 } ... ]は,OCCURS句による繰り返しがあることを表します([setXxxメソッド]の例を参照してください)。
- パラメタ:
-
val:設定するデータオブジェクト
dim1,dim2...:(添字が必要な場合の)各次元の添字
戻り値:なし
例外:RemoteException,Exception - 例外情報の取得
-
詳細は,「8.4 EJB用ExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(c) JavaBean対応setXxxメソッド(可変長データおよびアドレスデータ用)
- [setXxxメソッド]
public void setXxx(Object val, int len) throws J2CBException
-
メソッド名setXxxのXxxは,設定するデータ項目のデータ名を表します([setXxxメソッド]の例を参照してください)。
- パラメタ:
-
val:設定するデータオブジェクト
len:データ長
(補足)
-
データ長lenに指定できる値は0以上です。0未満を指定した場合は,0を仮定します。さらに可変長データでデータ長lenが(全体長-4)を超える場合は,(全体長-4)を仮定します。
-
設定するデータvalの長さがデータ長lenより短い場合,データ項目にvalをすべて設定します(valの長さ以降の領域の値は不定です)。
-
設定するデータvalの長さがデータ長lenより長い場合,データ項目にvalをlenの長さ分だけ設定します。
-
戻り値:なし
例外:J2CBException - 例外情報の取得
-
詳細は「8.3 J2CBExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(d) EJB対応setXxxメソッド(可変長データおよびアドレスデータ)
- [setXxxメソッド]
public void setXxx(byte[] val, int len) throws RemoteException,Exception
-
メソッド名setXxxのXxxは,設定するデータ項目のデータ名を表します([setXxxメソッド]の例を参照してください)。
- パラメタ:
-
val:設定するデータオブジェクト
len:データ長
(補足)
-
データ長lenに指定できる値は0以上です。0未満を指定した場合は,0を仮定します。さらに可変長データでデータ長lenが(全体長-4)を超える場合は,(全体長-4)を仮定します。
-
設定するデータvalの長さがデータ長lenより短い場合,データ項目にvalをすべて設定します(valの長さ以降の領域の値は不定です)。
-
設定するデータvalの長さがデータ長lenより長い場合,データ項目にvalをlenの長さ分だけ設定します。
-
戻り値:なし
例外:RemoteException,Exception - 例外情報の取得
-
詳細は,「8.4 EJB用ExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(3) 引数データの取得
(a) JavaBean対応getXxxメソッド
- [getXxxメソッド]
public Object getXxx( [ int dim1 { , int dim2 } ... ] ) throws J2CBException
-
メソッド名getXxxのXxxは,取得するデータ項目のデータ名を表します。また,[ int dim1 { , int dim2 } ... ]は,OCCURS句による繰り返しがあることを表します([setXxxメソッド]の例を参照してください)。
- パラメタ:
-
dim1,dim2...:(添字が必要な場合の)各次元の添字
- 戻り値:
-
取得したデータオブジェクト
例外:J2CBException - 例外情報の取得
-
詳細は「8.3 J2CBExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。
(b) EJB対応getXxxメソッド
- [getXxxメソッド]
public String※ getXxx( [ int dim1 { , int dim2 } ... ] ) throws RemoteException,Exception
注※ マッピングするJavaでのデータ属性で生成される。
-
メソッド名getXxxのXxxは,取得するデータ項目のデータ名を表します。また,[ int dim1 { , int dim2 } ... ]は,OCCURS句による繰り返しがあることを表します([setXxxメソッド]の例を参照してください)。
- パラメタ:
-
dim1,dim2...:(添字が必要な場合の)各次元の添字
- 戻り値:
-
取得したデータオブジェクト
例外:RemoteException,Exception - 例外情報の取得
-
詳細は,「8.4 EJB用ExceptionユーザインタフェースAPI」を参照してください。