2.2.3 COBOL UAPの引数を含む登録集原文の記述規則
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COBOL UAPの引数の定義は構文的に正しいものでなければなりません。
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COBOL UAPの引数の定義はすべての引数が一つの登録集原文中で完結していなければなりません(登録集原文中にCOPY文を記述できます。詳細は「2.2.5 COPY文」を参照してください)。
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登録集原文の書式は固定形式を標準としています。
登録集原文の固定形式・自由形式の切り替えは入力ファイルの拡張子とします。
拡張子が「.cbf」および環境変数CBLFREEに設定した拡張子のファイルを自由形式,それ以外は固定形式として扱います。
次に固定形式と自由形式の記述規則を示します。
(固定形式規則)
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1〜6カラム目および73カラム目以降の記述を無視します。
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1〜6カラム目は行番号としては使用されません。また,エラー情報に出力される行番号としても使用されません。
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7カラム目が「*」,「/」の行をコメント行として扱います。
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デバッグ行(7カラム目が「D」,「d」の行)をコメント行として扱います。
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コメント行以外の行の72/73カラム目に全角文字が記述された場合,解析エラーとなります(ただし,全角空白の場合を除く)。
(自由形式規則)
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1文字目が「*」,「/」,「*」(全角),「/」(全角)の行をコメントとして扱います。
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1文字目が「D」,「d」,「D」(全角),「d」(全角)で,かつ2文字目が半角空白,全角空白,改行(¥nまたは¥r¥n),タブ,EOFの行をコメントとします。
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行内注記(「*>」)はサポートしていません(ただし,1文字目から書かれた場合コメント行扱い)。
(環境変数CBLFREEに設定する拡張子の規則)
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設定する拡張子は,先頭のピリオド(.)と3文字以内の英数字で設定します。
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複数の拡張子を設定する場合は,半角空白で区切ります。ただし,.cbfは環境変数に指定しなくても自由形式として扱います。
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拡張子の3文字の英字は,大文字小文字等価とします。
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環境変数内の値が,規則に反している場合,エラーになった個所以降の値は固定形式として扱われます。
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コンマ(,)とセミコロン(;)は分離符として扱いません。
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このシステムでは次の語だけを予約語とみなします。これらの予約語以外は利用者定義用語として扱います。
ADDRESS,BINARY,CHARACTER,COMP,COMP-1,COMP-2,COMP-3,COMP-4,COMP-5,COMPUTATIONAL,COMPUTATIONAL-1,COMPUTATIONAL-2,COMPUTATIONAL-3,COMPUTATIONAL-4,COMPUTATIONAL-5,COPY,DEPENDING,DISPLAY,IS,LEADING,NATIONAL,OCCURS,ON,PACKED-DECIMAL,PIC,PICTURE,POINTER,REDEFINES,SEPARATE,SIGN,TIMES,TRAILING,USAGE
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タブ文字は1個の空白文字として扱います。