COBOL2002 Cosminexus連携機能ガイド


2.6.2 COBOL2002コンパイラオプションについて

Javaアプリケーションプログラムとインタフェースを持つCOBOL UAPは,DLLまたは共用ライブラリ(AIXの場合:*.a,Linuxの場合:*.so)として作成してください。Javaアプリケーションプログラムとインタフェースを持つCOBOL UAPでは,設定が必要なオプション,設定してはいけないオプションは次のとおりです。

〈この項の構成〉

(1) Windowsの場合

(a) 設定が必要なオプション

  • -MainNotCBL:副プログラムとしてコンパイルします。

  • -Dll,Stdcall:DLLの形式を指定します(Dllの属性をStdcallにします)。Windows(x86)だけで有効です。

  • -Dll:DLLの形式を指定します(Dllの属性をfastcallにします)。Windows(x64)だけで有効です。

  • -DllInit:呼び出し時にDLLを初期状態にします。

  • -MultiThread:マルチスレッド機能を使用します。

    ただし,マルチスレッド機能を使用する場合,順ファイル,テキストファイルに対するファイル入出力は使用できないなど,幾つかの注意事項があります。詳細は,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。

  • -Comp5:COMP-5を指定できるようにします。

(b) 設定してはいけないオプション

  • -Bin1Byte:1バイトの2進項目を有効にします。

  • -Dll,Cdecl: DLLの形式を指定します(Dllの属性をCdeclにします)。Windows(x86)だけで有効です。

    そのほかのコンパイラオプションについては,必要に応じて設定してください。

(2) UNIXの場合

(a) 設定が必要なオプション

  • -PIC,{Std|Expand}:共用ライブラリに使う位置独立(PIC)コードを作成する場合に指定します。

  • -MultiThread:マルチスレッド機能を使用します。ただし,マルチスレッド機能を使用する場合,順ファイル,テキストファイルに対するファイル入出力は使用できないなど,幾つかの注意事項があります。詳細はマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」を参照してください。

  • -MainNotCBL:副プログラムとしてコンパイルします。

  • -Comp5:COMP-5を指定できるようにします。

(b) 設定してはいけないオプション

  • -Bin1Byte:1バイトの2進項目を有効にします。

    そのほかのコンパイラオプションについては,必要に応じて設定してください。