2.3.3　EJB用jarファイルの作成と登録

「Bean生成ツール」で「EJB対応機能を有効にする。」にチェックしてBeanを生成した場合は，コンパイルしたclassファイルなどをEJBサーバへデプロイするためにjarファイルにする必要があります。

生成されるファイルは次のとおりです。

項番	生成プログラム名	生成ファイル名規則	備考
1	COBOLアクセス用Bean	クラス名.java	なし。
2	ホームインタフェース	クラス名EJBHome.java	なし。
3	リモートインタフェース	クラス名EJB.java	なし。
4	Enterprise Bean	クラス名EJBBean.java	なし。
5	デプロイ情報（DDファイル）	ejb-jar.xml	META-INFフォルダが自動生成され，そのフォルダに格納されます。

〈この項の構成〉

(1)　jarファイルの作成
(2)　jarファイルの登録方法

(1)　jarファイルの作成

「Bean生成ツール」でのjarファイル作成手順を次に示します。

「Bean生成ツール」で生成されたファイルをコンパイルしてclassファイルを生成します。
コマンドプロンプトを開き，「Bean生成ツール」の「生成ファイルを出力するフォルダ」に移動し，次のようなjarコマンドでjarファイルを作成します。
```
jar  cvf  \temp\xxxejb.jar META-INF
```
コマンドプロンプトを開き，classファイル出力フォルダに移動し，次のようなjarコマンドでjarファイルを作成します。

jar uvf ¥temp¥xxxejb.jar 「Bean生成ツール」で指定したパッケージ文字列の先頭パッケージ

(2)　jarファイルの登録方法

生成されたjarファイルをCosminexusに登録します。登録の方法は次のとおりです。

Cosminexus Component Container（J2EEサーバ）を起動します。
J2EEサーバ用のコマンドを使用してEJBのjarファイルを登録します。
cjimportresコマンドでEJB-JARファイルをインポートします。
cjaddappコマンドでインポート済みのEJB-JARファイルをJ2EEアプリケーションに追加します。
cjstartappコマンドでJ2EEアプリケーションを開始して，クライアントからのリクエストを受け取ることができるようにします。

Cosminexus Component Containerの起動やJ2EEサーバで使用するコマンドの詳細については，使用しているCosminexusのバージョンに対応した，マニュアル「Cosminexus　リファレンス　コマンド編」を参照してください。