COBOL2002 Cosminexus連携機能ガイド


1.2.2 EJBの場合

EJB対応のCOBOLアクセス機能は,COBOLアクセス用BeanをさらにEJBクラス群(ホームインタフェース,リモートインタフェース,Enterprise Bean)でラッピングすることで実現します。

COBOLプログラムとCOBOLアクセス用BeanおよびEJBクラス群は,J2EEサーバまたはJava EEサーバに配置します。

この機能は,COBOLアクセス用Bean,EJBクラス群およびデプロイ情報(DDファイル)を生成する開発環境とEJBを動作させるための実行環境を提供します。

COBOL UAPをEnterprise Beanとして作成する場合のCosminexusでの位置づけを図1-2に示します。

図1‒2 EJB対応COBOLアクセスのCosminexusでの位置づけ

[図データ]

開発環境でCOBOLアクセス用EJB(COBOLアクセス用Bean含む)を生成し,その生成したCOBOLアクセス用EJB(COBOLアクセス用Bean含む)をCosminexus実行環境に配置することで,COBOL UAPを呼び出すことができます。

開発環境はWindowsだけで,実行環境はWindowsおよびUNIXです。

UNIXでCOBOLアクセス用EJB(COBOLアクセス用Bean含む)を実行させる場合でも,Windows上でCosminexus連携機能が提供するCOBOLアクセス用Bean生成ツールを使ってCOBOLアクセス用EJB(COBOLアクセス用Bean含む)を生成する必要があります。生成後のCOBOLアクセス用EJB(COBOLアクセス用Bean含む)をUNIXのCosminexus実行環境に配置することでCOBOL UAPを呼び出すことができます。COBOLアクセス用EJBの生成については,「2 COBOLアクセスを使ったWebアプリケーションの開発」を参照してください。また,生成後のCOBOLアクセスBeanの配置については「6 プログラムの実行」を参照してください。