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COBOL2002 言語 拡張仕様編


1.6.4 PICTURE句(日本語機能)

形式

[図データ]

機能

日本語項目および日本語編集項目を定義する。

構文規則
  1. 日本語文字データを扱う基本項目に対してのPICTURE文字列は,「N」および「B」の組み合わせで構成する。

  2. 日本語文字データを扱う基本項目に対して次の句を書くことはできない。

    (a)BLANK WHEN ZERO句

    (b)SIGN句

    (c)USAGE句(DISPLAY指定およびNATIONAL指定を除く)

一般規則
  1. 日本語項目

    (a)PICTURE文字列は,「N」だけから成る。

    (b)文字「N」は,日本語文字1文字(2バイト)を示す。項目の内容は,標準データ形式で表したとき,一つ以上の日本語文字でなければならない。

    (c)項目のサイズは,16,383文字以下でなければならない。

    (d)項目の内容は標準データ形式で表したとき,一つ以上の日本語文字でなければならない。

  2. 日本語編集項目

    (a)PICTURE文字列は,「N」と「B」から成り,それぞれ少なくとも一つずつ含まなければならない。

    (b)文字「N」は,日本語文字1文字(2バイト)を示し,「B」は,日本語空白1文字(2バイト)を示す。

    それぞれ項目の内容は,標準データ形式で表したとき,一つ以上の日本語文字でなければならない。

    (c)項目のサイズは,16,383文字以下でなければならない。

    (d)編集は,MOVE文でこの項目へ転記するときに行われる。文字「B」の部分には日本語文字集合の空白が挿入される。

使用例
       03 A1 PIC N(4).
       03 B1 PIC NBNBNBN.
       03 B2 PIC BNNNNB.
       03 B3 PIC BNBNBNBNB.

[図データ]

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「9.16.54 PICTURE句